アドバンテック、AMR制御用『EBC-RC04』発売—Jetson Orin NX搭載、3D dToF/RGB LiDAR対応
この記事の内容をまとめると…
- AMR制御用エッジコンピュータ「EBC-RC04」を発売
- 3Dセンシング対応「Multi dToF/RGB LiDAR System」に対応
- AMR新機体への搭載および商用利用予定
アドバンテックは、ソニーセミコンダクタソリューションズおよびSunny Optical Intelligence Technologyとの開発パートナーシップによる3Dセンシングシステム対応のAMR制御用エッジコンピュータ「EBC-RC04」を発売した。
EBC-RC04詳細
「EBC-RC04」は、NVIDIA Jetson Orin NXモジュールを搭載した一体型キャリアボードで、120×100ミリメートルのコンパクトなデザインが特長である。Sunny OITのカメラユニット「HYT001-EX」専用のインターフェースを標準搭載し、AMR制御用の豊富なI/Oインターフェースを備える。Wi-Fi無線通信に対応し、DC12〜24Vの電源入力に対応している。
どのように活用する?
「Multi dToF/RGB LiDAR System」は、「EBC-RC04」、SSSの「Robotics Package」、Sunny OITの「HYT001-EX」で構成される。従来のステレオカメラや2D LiDARをベースとした構成に比べ、dToF方式への対応により広範囲で高精度な距離測定と複雑な環境下での安定した環境認識を可能としている。武蔵精密工業が販売するAMR新機体(SmooV)に搭載され、ロジスティードソリューションズによる商用利用が開始される予定である。
仕様・スペック
モジュール | NVIDIA Jetson Orin NX |
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フォームファクタ | 一体型キャリアボード |
外形寸法 | 120×100ミリメートル |
対応カメラ | Sunny OIT「HYT001-EX」専用インターフェース標準搭載 |
インターフェース | AMR制御用の豊富なI/O |
通信 | Wi-Fi無線通信対応 |
電源入力 | DC12〜24V |