しっかりアイロンは駄目です|ラオス縫製工場の日常
※当コンテンツはCBC Laoの提供でお届けいたします。
海外にいるといろいろと文化の違いを感じることがよくあるものです。縫製工場で働いても同じです。
その中の一つが、アイロンのかけ方。
ラオス人は、アイロンを何にでもしっかりかけたい。ワイシャツなどのフォーマルなシャツ類やスラックス類は、日本人でも、しっかりアイロンはかけたい。クシャッとした感じのワイシャツやパンツは、かっこ悪いし、だらしがないと感じます。
しかし、ラオス人は、さらに、カジュアルなシャツにも、Tシャツにも、スカートにも、ジーンズにも着るもの全てにしっかりアイロンをかけたい。できることなら、カジュアルなシャツでも、糊付けできることなら、スプレーで糊付けまでしたい。
どんなシャツでも、パンツでも、スカートでも、ピシッとシワがないことはもちろんのこと、しっかり折り筋をつけたい。ラオス人は、このように考えます。
でも、CBC Laoの衣類の縫製の多くは、アメカジ、つまりアメリカン・カジュアル。しっかりアイロンは、厳禁です。しっかりアイロンをかけると少しクシャッとしたカジュアルな雰囲気がなくなってしまいます。
なので、働き始めたばかりの、パッキング前などにアイロンをかけるスタッフなどには、「軽〜く、軽〜くアイロンかけて」といつも伝えています。
その他にも、ラオス人と日本人のファッションをセンスの違いがいくつかあるので、紹介します。
1.袖口の釦はとめないで、折りたたみたい。袖口の釦をとめて、シャツを着るのはかっこ悪いらしいです。
2.ブリーチなどヴィンテージ風のシャツやデニムはあまり好きじゃない。
3.パンツなどの細身がかっこいい。
※日本人が通常思うより、さらに細いです。
ファッションに対する考え方にも、お国柄が出て楽しいですね☆
また、最近は、テレビや雑誌がファッションに影響する力は落ちてきていると言われていますが、ラオス人と日本人の、この好みの違いはテレビの影響が大きいような気がします。
日本の雑誌のモデルやテレビの俳優は、かっこよくアメカジをかっこよく着こなしてますよね。