これから製造業で働く新入社員にオススメする一冊 第0.1回ものニュー編集長
ものづくりニュースでは、これから製造業の世界に飛び込んでくる新入社員と、すでに働いている若い技術者の皆さんに向けて、製造業の先輩たちからの「これから一緒に頑張っていく人にオススメする一冊」という企画を4月にスタートします。
本格スタートの前座として、前回に引き続きものづくりニュース編集長の剱持知久からオススメの1冊をご紹介します。
著者の見ル野栄司さんは、半導体製造装置やゲーム機などの設計開発会社に10年勤めた後、マンガ家としてデビューした、異色の経歴を持つ、元技術者のマンガ家です。その経験を活かし、製造現場のスゴイ技術や悲哀をまとめたコミックエッセイ『シブすぎ技術に男泣き!!』は、リクナビNEXT Tech総研で連載され、20万部という大ヒット作品となりました。
そんな見ル野さんが、技能五輪を舞台にして描いた、熱い技術マンガが、この『ロッカク』です。私は熱血スポーツマンガが好きで、特に井上雄彦『スラムダンク』がお気に入りですが、この『ロッカク』もそれに負けず劣らず、熱く、心震わせるマンガです。
「働くのは泣くためにあるんだ!!」
「情熱は革命を起こす」
「仕事は一人ではできない! みんながいるからがんばれる!! 働くすべての人が仲間だ!!!!!!」
など、熱い気持ちがいたるところから溢れています。
さらに、どのように機械や製造装置が作られているのか、その仕組みやその内幕が学べてしまうという、これから製造業に入ってくる若い人にはピッタリの内容となっています。
全部で3巻あり、このうち第1巻は、
ものづくりの技術を競う技能五輪大会。その大会で見かけた凄腕職人・鉄に憧れ、工場へ入社した新人技術者・月光トキオは、初日から感電、装置の損傷、納品先でのトラブルなど失敗ばかり・・・・・・。誰も教えてくれない状況の中、ベテラン職人・原成がトキオの指導をかって出るが!?
という内容になっています
Amazonのレビューは、
「情熱を燃やす主人公に過去の自分を重ねて再び走り出すシーンは泣かせます」
「主人公が熱い。
新人が熱血というのはよくある設定だが、周囲の先輩たちがとにかくスレている。実際はこんな中にいたら、あっという間に若い熱さなどあっという間に失われるだろう。そんな中でも失わない情熱はすばらしい。
だが、その先輩たちもただスレているわけではなく、完全燃焼した後の大人のクールさなのだ。その域に到達するまで、くじけず燃え続けていて欲しい。そんな口出しせず見守るだけの大人たち。言葉で伝えてはいけないダンディズムを感じる」
などなど
ぜひ一度読んでみて下さいね。
ロッカク 第1巻 目次
プロローグ たたき上げ!技能五輪
第1話 機械たちの洗礼
第2話 鉄のテスト
第3話 灰は舞い降りた
第4話 極限と真髄
第5話 社内対決、動くカンバン開発(前編)
第6話 社内対決、動くカンバン開発(後編)
おまけ
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