これからの変化の時代に向けてのカイゼン【7】

これからの変化の時代に向けてのカイゼン【7】

今回は『儲かるメーカー 改善の急所101項』【急所95】の解説です。

【急所95】工場を、モノづくりを見せるショールームとして活かせ。

 

これからは営業が注文を取ってきて、それを製造が作るといった分業の時代ではありません。

競争が激しい昨今、もし営業が受注で苦しんでいたらそれを製造がサポートする必要があります。

 

私はこの営業サポートの改善をするとき、今回のタイトルであるショールーム化をしばしば取り上げます。

ショールームというと工場で作っている製品をショーケースに入れて展示するといったイメージが湧くかもしれませんが、それとは少し違います。

皆さんの工場が持っておられる技術力や管理力をお客様に一目でお伝えするショールームです。どこかの場所にショールームを作るのではなく、工場全体がショールームになるのです。

 

その前提にはもちろん整理・整頓・清掃の3Sがあります。

お客様が工場に入った時にまずは散らかっていなくてスキっとしていることは前提です。

その上で、工程表示がされていて生産の流れがスムーズで、納期が守れることが一目で分かること。

検査の場所に検査に必要な検査機や冶具が分かり易く置いてあって、その通りに作業がされていて、品質のいいことが一目で分かること。

従業員が明るく挨拶をしてくれて信頼できる人たちが作業をしていると分かること。などなど…。

 

すなわちモノづくりにかかわるすべての要素が見れば分かるということです。

質問する必要がないくらい見えるようにすることです。

 

一度、お客様の立場に立って皆さんの工場を見てください。

お客様が皆さんの工場のすばらしさに感激して、何としてもこの工場で私たちの商品を作ってもらいたいと思っていただけるレベルのアピールがあるかどうかです。

改善_53-348x1024

◎現場改善No.1コンサルタント。大手自動車メーカーにて、一貫して生産効率改善(IE)を担当し、その改善手腕を見込まれて、社命にてスタンフォード大学大学院に留学。帰国後、若くしてIE責任者として、全国の主力工場を指導、抜群の成績をあげる。 ◎現在、 柿内幸夫技術士事務所の所長 として、自動車、家電、食品、IT関連メーカーなどを指導。「現場で、全社員が一緒に改善する実勢指導」という独自のノウハウで、社長・工場長はもとより、現場の人たちから絶大な信頼をよせられる。中小企業のドロ臭さと、最新鋭の工場ラインの双方を熟知した手腕に、国内だけでなく欧米、中国、アジアの工場の指導に東奔西走する毎日である。 ◎1951年東京生まれ。東京工業大学工学部経営工学科卒業、スタンフォード大学修士課程修了、慶応大学にて工学博士号取得。 ◎著書「最強のモノづくり」(御沓佳美 共著)「“KZ法”工場改善」「儲かるメーカー 改善の急所〈101項〉」、「5Sでつくる高収益工場ビデオ」「図解でわかる生産の実務 現場改善」「現場改善入門」「現場の問題解決マニュアル」他多数。平成16年日本経営工学会経営システム賞受賞。工学博士、技術士(経営工学)。