この違いが面白い!製造業にまつわる川柳コンテスト2017受賞作品を比べ...

この違いが面白い!製造業にまつわる川柳コンテスト2017受賞作品を比べてみた

最近、巷では川柳が流行っていますが、ものづくりニュースでも、おなじみの「現場川柳」(主催:オプテックス・エフエー)をはじめ、日本能率協会コンサルティングの「ものづくり川柳」、日本工学院と武藤工業による高校生限定の「高校生ものづくり川柳コンテスト」という製造業にまつわる川柳コンテストを取り上げています。

どのコンテストもそれぞれ特徴的で、同じ製造業でもこんなに色が出るんだなーといつも感心するばかり。ちょうどそれぞれの2017年の入賞作品が出揃ったので、ちょっと並べてみました。

■第4回現場川柳 大賞作品

火花散る インスタ映えぞ 我が職場

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■第21回ものづくり川柳 大賞作品

違うだろ 安全唱和の 棒読みは

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■第6回高校生ものづくり川柳コンテスト 金賞作品

成功者 手の平見れば 努力痕

見事にくっきりと分かれていますよね笑
現場川柳は現場の技術者の悲哀、ものづくり川柳は現場の喜怒哀楽、高校生ものづくり川柳は学生の視点と毎年変わるテーマにのっとって作られています。高校生ものづくり川柳は純粋で素直、前向きなものが多く、白さをイメージさせるのに対し、現場川柳とものづくり川柳は、すでに世間を知ってしまった大人たちのどす黒い部分、こじれてしまった感情が垣間見えます。

高校生ものづくり川柳に応募した高校生が社会に出て、今度は現場川柳とものづくり川柳に応募したら、どんな句を作ってくれるのでしょうか笑

■参考:オプテックス・エフエー、現場川柳
■参考:日本能率協会コンサルティング、ものづくり川柳
■参考:日本工学院・武藤工業、高校生ものづくり川柳コンテスト


1975年群馬県生まれ。明治大学院修了後、エレクトロニクス業界専門紙・電波新聞社入社。名古屋支局、北陸支局長を経て、2007年日本最大の製造業ポータルサイト「イプロス」で編集長を務める。2015年3月〜「オートメーション新聞」編集長(現職)。趣味は釣りとダーツ。