【Dの問題】営業と工場の協働プロセス

【Dの問題】営業と工場の協働プロセス

※当コンテンツは『面白狩り』の提供でお届けしています。

 

3.6 営業と工場の協働プロセス

営業も工場も、お客様に迷惑を掛け、会社の利益をなくそうとして仕事をしている人は一人もいません。

にもかかわらず、それぞれの活動がうまくかみ合わないので、互いに被害者意識を持つようになってしまいます。

これではいつまでたっても現状を打開することはできません。

この問題は、営業と工場が協力して解決を図らなければなりません。

管理上の阻害要素を排除するにはどうしたらよいか?

短納期にムリなく対応し、在庫も最小限に抑える。

つまり、余計なものを作らず作らせず、今の実力の中で最大の利益を上げる仕組みを作ること。

それが、これらのテーマの目的です。

その全体像をまとめると次のようです。

さらに、そのゴールのイメージを描くと下のようになります。

これは、大雑把なイメージでしかありませんが、営業と工場がバラバラに動くのではなく、協働のプロセスであることがわかるでしょう。

次の章では、まず、販売計画の精度向上について考えてみましょう。

これは、営業が主体となって進めなければならない課題です。

一方、生産同期化については工場側のテーマとして検討しなければなりません。

こちらは5章で考えることにしましょう。

出典:『Dの問題』面白狩り(おもしろがり)


アペルザニュース編集部です。日本の製造業、ものづくり産業の活性化を目指し、日々がんばっています。