【第123回】コンサルタントの改善日記

【第123回】コンサルタントの改善日記

2007年5月19日の日経新聞の切り抜きです。ずいぶん古い情報ですが、私はこの記事に強いインパクトを受けたことを昨日のことのように覚えています。当時、生産の現場での立ち作業は当たり前になっていましたが、事務所での立ち作業は見たことがなかったからです。当時でも、立ち作業と座り作業における疲労の研究などはされていて、東京~新大阪間の新幹線でずっと座っている乗客と、コーヒーなどを歩いて売っている販売員の疲労状況を医学的な方法で計測したところ、座っている乗客の方が疲れていたというレポートなども読んでいたので気になっていたのですが、だからといって私は積極的に事務作業において立ち机を勧めることはしませんでした。

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しかしこの頃私の指導先でも、事務仕事に立ち作業を導入する例が増えています。この写真は(株)いそのボデーで設計を担当しているKさんです。

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この写真は(株)基陽で物流を担当しているMさんです。

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もちろん、座る椅子は準備してありますが、普段の仕事はこの方が機動的でかつ楽だそうです。

最近は座ることがいかに身体に悪いか…といったセンセーショナルな記事もあるようです。事務部門の生産性向上というと、RPAのようなIT技術が中心になりがちですが、このような仕事の環境にも目を向けてみることも大切に思います。私も研究を開始します。
(株)いそのボデー: https://www.isono-body.co.jp/
(株)基陽: https://www.kh-kiyo.com/

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kaizen_123

◎現場改善No.1コンサルタント。大手自動車メーカーにて、一貫して生産効率改善(IE)を担当し、その改善手腕を見込まれて、社命にてスタンフォード大学大学院に留学。帰国後、若くしてIE責任者として、全国の主力工場を指導、抜群の成績をあげる。 ◎現在、 柿内幸夫技術士事務所の所長 として、自動車、家電、食品、IT関連メーカーなどを指導。「現場で、全社員が一緒に改善する実勢指導」という独自のノウハウで、社長・工場長はもとより、現場の人たちから絶大な信頼をよせられる。中小企業のドロ臭さと、最新鋭の工場ラインの双方を熟知した手腕に、国内だけでなく欧米、中国、アジアの工場の指導に東奔西走する毎日である。 ◎1951年東京生まれ。東京工業大学工学部経営工学科卒業、スタンフォード大学修士課程修了、慶応大学にて工学博士号取得。 ◎著書「最強のモノづくり」(御沓佳美 共著)「“KZ法”工場改善」「儲かるメーカー 改善の急所〈101項〉」、「5Sでつくる高収益工場ビデオ」「図解でわかる生産の実務 現場改善」「現場改善入門」「現場の問題解決マニュアル」他多数。平成16年日本経営工学会経営システム賞受賞。工学博士、技術士(経営工学)。