【第123回】コンサルタントの改善日記
2007年5月19日の日経新聞の切り抜きです。ずいぶん古い情報ですが、私はこの記事に強いインパクトを受けたことを昨日のことのように覚えています。当時、生産の現場での立ち作業は当たり前になっていましたが、事務所での立ち作業は見たことがなかったからです。当時でも、立ち作業と座り作業における疲労の研究などはされていて、東京~新大阪間の新幹線でずっと座っている乗客と、コーヒーなどを歩いて売っている販売員の疲労状況を医学的な方法で計測したところ、座っている乗客の方が疲れていたというレポートなども読んでいたので気になっていたのですが、だからといって私は積極的に事務作業において立ち机を勧めることはしませんでした。
しかしこの頃私の指導先でも、事務仕事に立ち作業を導入する例が増えています。この写真は(株)いそのボデーで設計を担当しているKさんです。
この写真は(株)基陽で物流を担当しているMさんです。
もちろん、座る椅子は準備してありますが、普段の仕事はこの方が機動的でかつ楽だそうです。
最近は座ることがいかに身体に悪いか…といったセンセーショナルな記事もあるようです。事務部門の生産性向上というと、RPAのようなIT技術が中心になりがちですが、このような仕事の環境にも目を向けてみることも大切に思います。私も研究を開始します。
(株)いそのボデー: https://www.isono-body.co.jp/
(株)基陽: https://www.kh-kiyo.com/