【第121回】今週の改善全員で行う改善をベースとした新しい経営のアプロ...

【第121回】今週の改善全員で行う改善をベースとした新しい経営のアプローチ

新型コロナウィルスによる肺炎にかからないために、全員が手洗い回数を増やしましょう!

 

リードタイム激減は社長一人ではできない。一部の専門家だけでもできない。これは本当にすべての従業員の参画が求められるテーマである。普通の会社組織では各人は与えられたことしかできない。お互いに関連性があろうとも異部門の組織間で改善の話し合いを持つことは容易ではない。しかしそれに対して現場現物にいろいろな部門の人が集まってワイワイガヤガヤと自分のかかわりや問題点などを話し合うと相乗効果や驚くような大きな効果の改善が生まれ、その過程で高いモチベーションを得られるものだ。!

これまで部門ごとに別々に行っていた改善を社長が中心になって全体最適の形でテーマを決めて実行する。そして現場でみんなで改善を行うという戦術的な仕事の進め方が形を作るとそれが会社の戦略となっていく。!

日本でしかできないこの全員参加のカイゼンをぜひとも経営に活用してほしい。!

 

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◎現場改善No.1コンサルタント。大手自動車メーカーにて、一貫して生産効率改善(IE)を担当し、その改善手腕を見込まれて、社命にてスタンフォード大学大学院に留学。帰国後、若くしてIE責任者として、全国の主力工場を指導、抜群の成績をあげる。 ◎現在、 柿内幸夫技術士事務所の所長 として、自動車、家電、食品、IT関連メーカーなどを指導。「現場で、全社員が一緒に改善する実勢指導」という独自のノウハウで、社長・工場長はもとより、現場の人たちから絶大な信頼をよせられる。中小企業のドロ臭さと、最新鋭の工場ラインの双方を熟知した手腕に、国内だけでなく欧米、中国、アジアの工場の指導に東奔西走する毎日である。 ◎1951年東京生まれ。東京工業大学工学部経営工学科卒業、スタンフォード大学修士課程修了、慶応大学にて工学博士号取得。 ◎著書「最強のモノづくり」(御沓佳美 共著)「“KZ法”工場改善」「儲かるメーカー 改善の急所〈101項〉」、「5Sでつくる高収益工場ビデオ」「図解でわかる生産の実務 現場改善」「現場改善入門」「現場の問題解決マニュアル」他多数。平成16年日本経営工学会経営システム賞受賞。工学博士、技術士(経営工学)。