【現代の名工】小室寛二さん(東洋電機製造)鉄道車両用誘導モータコイル製作名人
東洋電機製造の小室寛二さんが、2016年度「卓越した技能者(現代の名工)」に選ばれました。
「現代の名工」は、卓越した技能を持ち、その道で第一人者と目されている技能者を表彰するもので、小室さんは、私たちが普段乗っている鉄道車両に搭載されているモーターのコイル製作を担当されていて、世界最高峰と評される日本の鉄道技術を支えている名人の一人です。
同社によると小室さんは
横浜製作所勤務の社員で、1978年の入社以来38年間、鉄道車両用電動機、産業用発電機および電動機の製作に長年従事していて、ミリ単位の精度が要求されるコイルの寸法出し作業や、仕様に応じた絶縁材料の選定、部位に応じた絶縁方法の決定、また、電動機へのコイル入れから樹脂含浸まで、電動機製作に関わる全ての技能に優れています。
コイルの製作時間の改善、電動機の小型軽量化、製作協力会社の技能レベル向上、新幹線を始めとした鉄道インフラを通じて、社会や顧客に対して幅広く貢献しています。
さらに、育成訓練校実技指導員、技能検定(電気機器組立て)補佐員、技能検定委員を務めるなど、後進の指導にも尽力しているとのことです。
参考:東洋電機製造
参考:東洋電機製造、平成28年度「卓越した技能者(現代の名工)」表彰を受賞
参考:厚生労働省、平成28年度 卓越した技能者(現代の名工)を決定しました~鋳物工の永瀬 勇氏をはじめ160名を11月21日に表彰~