【新入社員へメッセージ】日本マイクロソフト平野社長「前向きなエネルギーに期待」
4月になり、多くの企業で新入社員を迎えました。入社式で恒例となっているトップのあいさつ。じっくり見比べてみると各社さまざま。市場や取り巻く環境に対する認識や、企業やトップの個性が出ていたりして、なかなか興味深いものがあります。
各社トップは、これからの自社、製造業を担う若い人たちにどんなメッセージを送ったのでしょうか。
第1弾は
日本マイクロソフト平野拓也社長
3月31日に品川の本社で入社式を行いました。
おはようございます。マイクロソフトへようこそ。
改めまして、マイクロソフトを選んでいただいてありがとうございます。
皆さんに入社していただく日を非常に楽しみにしていました。
皆さんとは入社前に、夕食会などでもご一緒したこともあり、楽しい思い出があるのですが、今日は正式な入社ということで、改めて少しお話をいたします。
皆さんはマイクロソフトの企業ミッションを覚えていますか?
本社のCEOサティアナデラが設定した「地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする」です。
まず一つお伝えしたいのは、この会社は本気でこのミッションを達成しようとしています。
大企業だけでなくて、中堅・中小規模の企業、開発者、コンシューマー、若者・子供、先進国のみならず発展途上の国、貧困な地域の人々など、まさに地球上のすべての人々と組織が、より多くのことを達成できるようにする、そのためにマイクロソフトは一生懸命働いています。
今回マイクロソフトに入社された皆さんにも、このミッションを達成するために、今後様々な立場で、自分が活躍されるということをイメージしてほしいですし、我々もそれをすごく楽しみにしています。
入社すると最初どんな感じになるのか、いろいろ考えるところがあると思いますが、
皆さんの想像と違う1日目、2日目、そして、1か月、1年となるでしょう。
その中では楽しいこともあれば、大変なこともあるかもしれません。しかしながら、皆さんが与えられた仕事にコミットして、一生懸命頑張った時に、自分の持っている良さをどんどん出そうとするときに、想像していたよりも2倍、3倍の良い経験ができ、いろいろな学びがあると思います。
私から1つお願いがあります。
まず、仕事を本格的に開始する前、研修期間中に、「自分自身を理解する」ための時間を是非とっていただきたいと思います。
自分の知識やスキルの状態を確認するということもありますが、自分にとって何が大切な「価値観」かを考えてほしいです。それを通して自分を理解しようとすることができ、どんな大変な時にも謙虚な思いで頑張ることができるのではないかと思います。そしてもっと強くなることができると思います。
次に私が皆さんに、一番期待することは「エネルギー」です。
これから職場に配属され、社内の多くの先輩社員と交流が始まり、お客様にも接していく機会が出てくると思います。その際に、とにかく前向きなエネルギーをもって活動していくことを期待しています。
前向きなエネルギーがあれば、そこにいろいろな感動がでてくると思いますし、いろいろなことが創造されてくると思います。
つまり、何かしらの「インパクト」がうまれてくると思いますので、最初はあまり難しく考えずに、まず自分を理解して、前向きなエネルギーをどんどん出していただき、そして学んで吸収して、そこから社会人1年目として頑張っていただきたいと思います。
「是非」と言われるのを待たずに、自分からいろいろなアクションをとってみてください。
最初のアクションは「質問すること」だと思いますので、躊躇せずにどんどんいろいろな質問をして、そして多くのことを吸収してほしいです。皆さんと一緒に働けることを心から楽しみにしています。
会社のミッションでは、「地球上」のとありますが、我々はまず「日本」において、すべての個人とすべての組織(会社も行政・教育・医療機関も)がより多くのことを達成できるように、そして日本発で世界にインパクトを出せるように、OneMicrosoftとして全社一丸で頑張ってきたいと思いますので、よろしくお願いします。
出典:日本マイクロソフト/マイクロソフト ディベロップメント入社式 日本マイクロソフト 平野社長挨拶(要旨)