【新入社員へメッセージ】ブラザー工業小池社長「変化対応力を高めチャレン...

【新入社員へメッセージ】ブラザー工業小池社長「変化対応力を高めチャレンジを」

4月になり、多くの企業で新入社員を迎えました。入社式で恒例となっているトップのあいさつ。じっくり見比べてみると各社さまざま。市場や取り巻く環境に対する認識や、企業やトップの個性が出ていたりして、なかなか興味深いものがあります。

各社トップは、これからの自社、製造業を担う若い人たちにどんなメッセージを送ったのでしょうか。

第4弾は

ブラザー工業株式会社
小池利和代表取締役社長

今年度の採用はグループ全体で139人で、入社式は4月3日ブラザー工業 瑞穂工場ホールで行われました。

以下、要旨を掲載します。

皆さんブラザーグループへの入社おめでとうございます。 私からブラザーの今が置かれている事業環境と皆さんに期待することをお話させていただきたいと思います。

ブラザーグループは昨年度、中期計画 CS B2018 をスタートさせました。その2年目が、今日からス タートました。

CS B2018 の中では事業の変革、業務の変革、人材の変革の3つの変革を掲げており、 現在これらの変革にチャレンジしています。ブラザーグループがさらに継続的な成長でき、未来永劫に繁栄できるような会社に、今日からブラザーグループの一員である皆さんとともにこの3ヵ年を何としても、成し遂げていきたいと思います。

 

中長期ビジョンのグローバルビジョン21では、

「グローバルマインドで優れた価値を提供する1兆円企業」になること
独自の技術開発に注力し「傑出した固有技術によってたつモノ創り企業」を実現すること
「”At your side.”な企業文化」を定着させること

の3つを掲げてきました。

 

目指す姿は、時代や環境の変化に対応しながら、108年生き抜いてきたDNAを伝承し、未来永劫の繁栄に向けて、変革や成長領域に挑戦し続ける複合事業企業です。中期計画CS B2018はその実現へのス テップとして「変革への挑戦」を掲げて、これから残り2年、グループ一丸となって取り組んでいきます。

ビジネスにおいての基本は大きな声であいさつ、礼儀正しく、そして相手に対する思いやりを持つことです。同期の皆さんとの交流に限らず、先輩がどんな仕事しているか、常に好奇心を持って学ぶとこと、さらに、常に視野を広げること、自己研鑽していくこと、グローバルで交流していくことを大切にしてください。

私たちの置かれている環境は、きわめて複雑で不安定要素も多く、何が起こるかわからない時代です。 そんな中、世界環境を見通す力を持つ必要があります。何か起きた時には、最大のスピードで正しいと思われる変化・対応をし続けるということが、ブラザーグループに与えられた大きなミッションだと思っています。皆さんには、変化対応力を高め、失敗を恐れず、今日からチャレンジをしてほしいです。

いろんな失敗や困難、成功や楽しみを味わいながら、グローバルなこのブラザーグループで、これから約40年、明るく楽しく元気に成長・活躍していただけることを期待しています。

今日から2017年度、CSB2018、三か年計画の2年目に入りました。グループ従業員約3万6千人の皆さんと一緒に、明るく楽しく元気に、この変革にチャレンジしてまいりたいと思いますので、一緒にがんばりましょう!

参考:ブラザー工業


1975年群馬県生まれ。明治大学院修了後、エレクトロニクス業界専門紙・電波新聞社入社。名古屋支局、北陸支局長を経て、2007年日本最大の製造業ポータルサイト「イプロス」で編集長を務める。2015年3月〜「オートメーション新聞」編集長(現職)。趣味は釣りとダーツ。