【必見動画】プロが実践する、どうやっても外れないボルトの外し方(錆び・折れ)
長年使った設備の保守やメンテナンスの際、困ってしまうのが”錆びたボルト”や”折れたボルト”。どうやっても固くて緩まない、そもそも工具を噛ませる場所すらなくなってお手上げ状態なんて時、皆さんはどうしていますか?
今回は、そんな錆びたボルトや折れたボルト、入り組んだ場所にある固いボルトの外し方をプロが実践して教えてくれる動画(9分01秒)をご紹介!
・錆びて固まったボルト編
・なめて丸まったボルト編
・狭くて工具が入りにくい場所の固いボルト編
・折れたボルト編
錆びて固まったボルト編
■錆びて固まったボルトと、なめて丸くなってしまったボルト。まずは錆びて固まったボルトから始めていきます。
■表は錆び錆びでも裏から見ると、結構錆びてなかったりします。これなら表から回せれば緩められそうです
■潤滑剤を塗った後に普通のレンチでやってみますが。。。無理でした
■次はホームセンターなどで売っている市販のねじ外し工具を使ってみますが。。。こちらも無理でした。噛みやすい場所なら力がかかりやすいのですが、周りが邪魔で噛みにくい場所だと力がかかりにくくて難しいようです。
■続いては、バイスプライヤーが登場。噛んだ状態でロックでき、そのまま回すことができます。
■最終手段の「溶接」です。10mmのボルトに17mmのナットを溶接します
なめて丸くなったボルト編
■続いて、なめて丸くなってしまったボルトに挑戦。ここでは「ナットツイスター」を使ってみます。ナットツイスターは、ソケットレンチのような見た目ですが、内側が鋭い刃のようになっていてボルトに食い込んでガッチリ固定します。
狭くて工具が入りにくい場所の固いボルト編
■次は、狭くて工具が入りにくい場所にチャレンジ。出っ張りがあって横から入れられないので、縦にバイスプライヤーを噛ませます。でも、縦は力が入りにくいので。。。
■より力をかけるためにバイスプライヤーへ垂直にモンキーレンチをかけます
■さらに、バイスプライヤーをバイスプライヤーで噛んで、バイスプライヤーの緩みを防止
■モンキーレンチとバイスプライヤーをギュッと掴み、力を入れると緩みました。
折れたボルト編
■またも出た必殺の「溶接」!でも、ナットの中が狭くて溶接がしにくい。。。
■溶接後は潤滑剤を吹き付けてバイスプライヤーで回していきます
■見事、折れたボルトを外すことができました! 本体のねじ穴も無事です
さて、いかがでしたでしょうか?
ボルトの錆びや折れは、長年使っていると仕方のないこと。でも、こうした工夫とテクニックを使えば、どんなに固いボルトも緩めることができます。固着したボルトに出会ってしまったら、ぜひこの動画を思い出してくださいね!
出典:OSHO BOLD、プロが教える錆びたボルトの外し方いろいろ