『システムからの発想』4.目的と手段
※当コンテンツは『面白狩り』の提供でお届けいたします。
もう一度、乗用車を例にして考えてみましょう。


ロ、ロマンチックなシステムぅ???

チョ、チョコレートサンデーがロマンチックかな……?
そ、そのシステムについては必ず後で取り上げるから、とりあえず、乗用車で説明させてくれないかな……。

……わ、わかったよ。

ゴホン。
えーと、乗用車の機能は「人やものを運搬する」というものでした。
アウトプット・インプットはこんな感じです。

この乗用車システムが確実に機能を果たすためには、エンジン、タイヤ、ステアリングなどの構成部分が必要となります。
システムではこういう構成部分のことをコンポーネントと呼んでいます。

コンポーネントの一つ、エンジンに注目しましょう。
エンジンもシステムですから3つの特性を持っています。

ここで考えてみたいのは乗用車とエンジンの関係です。
乗用車のボンネットを開けてその中央に設置してあるのがエンジン……というように、視覚的なイメージでとらえるのが私たちの普通の感覚です。

ところが、システム思考ではそのような形や外見にこだわらないで、徹底的に機能に注目して考えます。
「人やものを運搬する」ためには「推進力を得る」ことが必要です。
つまり、乗用車の機能を目的とすると、エンジンの機能はその手段になっています。

同様の関係はタイヤやステアリングなどエンジン以外のコンポーネントについても考えることができます。
システムがちゃんとはたらくためにどの構成部分も必要不可欠な機能を持っていることがわかります。
機能に注目する……システム思考の最も重要な考え方なので慣れておいてください。
