「未公表のアニメタイトルが商標登録でネタバレ?」など【知財ニュースまとめ】
次期プリキュアタイトルか? 商標公報にプリキュア新名称らしきもの掲載
アニメ「プリキュア」シリーズの未公表の次回作のタイトルが、公開商標公報によってネタバレしてしまったようです。
特に子供向けのアニメなどは関連商品も多く、便乗商法の対策などのために商標登録の必要性が高いと考えられます。
公表後や放映開始後でも商標登録の出願はできますが、万が一そのタイトルで商標登録できなかった場合のリスクが大きいので、どうしても公表前に出願する必要がでてきます。
しかしながら、商標は制度上、出願すると1カ月程度で公開商標公報に掲載されてしまうので、確実に間に合うタイミングで商標登録出願をするとネタバレしてしまいます。
このように、秘密にしておきたい、しかし商標権も確実に取得したいという間にジレンマがあります。
過去にも、「プリキュア」シリーズの他、「仮面ライダー」シリーズや「スーパー戦隊」シリーズの次回作、ポケモンの新種などが、商標登録によってネタバレして話題になったことがあります。
『おたくま経済新聞』(2016/10/25)http://otakei.otakuma.net/archives/2016102501.html
二審も米アップル勝訴=部品メーカー特許の侵害認めず – 知財高裁
これまでの経緯として、島野製作所はアップルに対して①独占禁止法違反等を理由とする訴訟と、②特許権侵害を理由とする訴訟の2つを提起しています。
今回の判決は、②特許権侵害に係るものであり、東京地裁での一審判決(島野製作所が敗訴)に対する控訴審判決です。
そして、今回の判決においても、一審判決(http://www.sankei.com/affairs/news/160401/afr1604010007-n1.html)同様、島野製作所が敗訴したようです。
出典:『時事ドットコム』(2016/10/26)
パロディーTシャツ販売店 商標法違反容疑で一斉捜索 大阪
パロディーTシャツを販売していた販売店が、商標法違反の疑いで摘発されました。
本物と区別できない偽物とは異なり、パロディー商品が警察の摘発対象となることはめずらしいようです。
なお、コピーや模倣の問題は著作権の領分なので、今回の「商標法違反」とは事情が異なります。
出典:『NHK』(2016/10/26)
財務省、戦闘機技術の知財活用を提言 企業からの使用料見込む
国費を投じ確立した防衛技術の民生技術への活用が増える中、防衛省が持つ特許技術が民間企業によって使用された場合には、特許使用料を徴収して収入増を図るとのことです。
『SankeiBiz』(2016/10/21)http://www.sankeibiz.jp/macro/news/161021/mca1610210500006-n1.htm
農産物ビジネス 知財保護がカギに
これまで、農産物ビジネスの分野では、知的財産の保護に関して、種苗の育成者権(種苗法)以外はそれほど重要視されていませんでした。
しかし、近年では、農作物の育成に関するノウハウを反映したデータ分析やロボット技術などが盛んに用いられるようになってきています。
また、農林水産物のブランド化による差別化も進んでいます。このため、農産物ビジネスの分野でも、育成者権だけではなく、特許制度、商標制度、地理的表示保護(GI)制度などをうまく活用することが重要になってきているようです。
『化学工業日報』(2016/10/27)http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2016/10/27-26862.html
出典:『「未公表のアニメタイトルが商標登録でネタバレ?」など【知財ニュースまとめ】』開発NEXT