「彩の国SSS(3S勉強会)」参加レポート
こんにちは。テクノアの吉本です。
2019年10月18日に有限会社寿山工業様にて開催された、「彩の国SSS(3S勉強会)」の定例会に参加しました。
この「彩の国SSS」は、3S活動で改善を目指す埼玉県の製造業が、MDファクトリーHS株式会社 代表取締役社長 川端政子様(以下、川端様)を講師として、結成した勉強会グループです。その定例会に参加しましたのでご紹介します。
■彩の国SSSとは
目的:3S(整理・整頓・清掃)グループ活動による企業改善
講師:MDファクトリーHS株式会社 代表取締役社長 川端政子 様
参加企業:
・有限会社寿山工業 様
・株式会社ティアンドエス ラボラトリ 様
・メガワークス株式会社 様
・株式会社寿技研 様
・山本工機株式会社 様
概要:2018年2月に3Sグループ活動を行う「彩の国SSS」を発足し、2019年10月まで20回の定例会を実施
■3Sグループ活動とは
川端様の指導する3Sグループ活動は、3S活動を数社(3~5社)のグループで取り組むことで相互に刺激し、より速いスピードで改善を推進するものです。今までに全国で実績があり、現在も25グループが活動を行っています。
グループ活動①:問題を見つける力を養成する
定例会は、ホスト企業の3S活動実績を見学することから始まります。ホスト企業は事前に改善したポイントをわかるように準備し、参加者を案内します。
参加者は気づいた改善点や問題点などをメモします。ただし、ただ見るのではなく、「問題を見つける力」を養うため、安全やムダなど、見るべき視点を明確にして進めています。
グループ活動②:指摘する力をつける
現場見学の後は、参加者から見学結果の報告を行います。この報告は簡単ではありません。ただの非難になっては、参加者の関係性がギスギスして活動は頓挫してしまいます。
しかし、問題を指摘しなければ改善は進みません。参加者が共に3S活動に成功するためには、問題の指摘だけでなく、その改善案などを加えて報告するなどの「指摘する力」が必要になります。
グループ活動③:座学と実習で使える知識に
3Sグループ活動では、見学と報告だけでなく、3S活動のレベルを上げていくための知識研修も行っています。その研修も単なる座学だけではなく、実習と合わせて行い、得た知識の意味や効果を実感することで、使える知恵になるよう工夫されていました。
今回の講義テーマは「効率化について」でしたが、「1個流し」の実習を行うことで、腹に落ちるまで理解することができました。
本定例会に参加して、経営者から一般社員まで、参加者全員が楽しんで取り組んでいることに驚きました。
よく3S活動は、「定着しない」「成果がでない」という声を聞きます。そんな中小製造業様に是非、このような活動を知っていただき、本当に効果のある3S活動の実現を目指すキッカケになればと思います。
<3Sグループコンサルタント>
◆MDファクトリーHS株式会社 代表取締役社長 川端政子様
HP:http://mdfhs.com/index.html
所在地:東京都墨田区両国2-9-5 TKF第二会館3階
事業内容:異業種コラボレーション支援、地域間連携支援、3S(整理・整頓・清掃)中小企業向け教育サポート、 中小企業向け事業継承支援、イベントプロデュース事業