「大阪3Sサミット2019」参加レポート
こんにちは。テクノアの吉本です。
2019年11月30日に開催された「大阪3Sサミット2019」に参加しました。この「3Sサミット」は3S活動推進協会様が主催している、3S活動の事例発表会です。全国各地で3S活動に取り組む企業が一堂に集まり、自社の事例を発表する熱い勉強会でした。
今回はその内容を紹介いたします。
中小製造業が取り組むべきIoT/AI経営(株式会社エムティブレイン)
冒頭、株式会社エムティブレインの山口透様より、中小製造業のIoT/AIへの取り組み方について講演がありました。
難しく感じる最先端のITへの取り組みを、具体的な事例を交えながらわかりやすく説明くださいました。特に、IT化/IoT化の前に「3Sが先」という説明には参加者の方もご納得の様子でした。
問題点を見つける力や解決策立案力は、やはり「3S活動」から得られるものです。
3S活動事例発表
メインイベントは、3S活動に取り組む企業からの事例発表です。全国の3S改善活動に取り組む企業から選抜された企業が、今までの取り組みと成果のプレゼンテーションを行いました。
その中から、最優秀企業を参加者が投票で選び表彰を行います。
(詳細資料:http://www.3s-summit.com/summit.html)
最優秀賞発表
最優秀賞は、有限会社e-team/仲井京子社会保険労務士事務所様でした。3Sに取り組み始めて9年で、徐々に改善効果を発揮し、その努力と成果に会場は感動に包まれました。
何よりも私が驚いたのは、書類などを作成することが多いと思われる業種にも関わらず、完全ペーパーレスを実現されていることです。製造業でも多くの企業がペーパーレスを目指していますが、「やっぱり紙が必要だよね」と諦めてしまうことがほとんどです。
仲井社長は、絶対に諦めず代替方法を考え続けることで、それを乗り越えてきたと仰っていました。
大阪3Sサミットに参加して
参加者は270名以上、立ち見も出る活況ぶりでした。
このサミットへの参加者は、「3S活動」を単なる効率化の活動と考えていません。3S活動を通して、人財育成と企業風土の改革を目指して取り組まれています。
その熱い思いを持った参加者が、切磋琢磨する場が3Sサミットだといいます。3S活動で思ったような効果が出ないなど、お困りの方は是非参加してみてはいかがでしょうか?
大阪3Sサミット2019概要
主催:3S活動推進協会(http://www.3s-summit.com/)
後援:大阪工業大学ものづくりマネジメントセンター
日刊工業新聞社
公益財団法人 太平洋人材交流センター
協力:MOBIO ものづくりビジネスセンター大阪
日程:2019年11月30日(土) 13:00 ~ 16:00
場所:サーティホール(大東市立総合文化センター)大阪府大東市新町13-30