「ムダ」を楽と楽しさに変える楽々改善:ムダを見つけましょう
あなた一人で、手抜きでできる『「ムダ」を楽と楽しさに変える楽々改善』
ムダを見つけましょう
ムダの正体がわかってきました。では、どのようにムダを見つければいいのでしょうか?
毎日の生活や仕事の中では、ムダを感じることは少ないでしょう。しかし、実際にはムダがたくさんあるのです。
まずは、工場のムダを中心に考えてみましょう。
ムダを見つけるためには、自分を第三者的に見ることが重要です。
あなたが評論家になりきって、自分を見つけてみるのです。まずは「手待ち」はムダの中でも、最も良くないムダです。
しかし手待ちのムダは、実際には身体は楽なのです。楽なら良いのではと思いますが、何もしていないのでダメです。時間がムダなのです。やりがいもありません。
でも、なかなか手待ちを認識できないのです。
どのように、ムダを見つければ良いのでしょうか? まず、あなたの仕事を動画に撮ってみるのです。
デジカメやスマホで簡単に撮れるので、ちょっと大きいSDカードを入れて撮ってみましょう。全体が映る位置に置いて、スタートすればOKです。
見るのは、ちょっと照れくさいですが、じっくり見てみましょう。
すると、何もしていない手待ちの状態が見えます。何もしていない自分を見るのは辛いものがあります。
早く動いてと、心がさけんでしまうでしょう。
「歩行」のムダも、動画でよくわかります。
画面から、自分が消えてしまいます。何かを探している場合もあります。「どこへ行ってしまったのだ……」「早く戻って!」と思うでしょう。
もう少し細かく「手の動きのムダ」も撮影してみましょう。デジカメを近づけて、作業の様子を撮影すれば良いのです。
「どうしてそんなに遠くから取っているの?」「どうして持ち替えるの?」など不可解な作業が見つかります。
一方、家の中にも、ムダなものがたくさんあります。普通は、「要るか要らないか」という判断をして、ほとんど要るものと決めてしまいます。
でも、要るというのは、「いつか要るのでは?」ということが多いのです。
「今、使うか使わないか」という判断で決めるのが良いです。「今」ということも、「今週」や「今月」とか、あなたが決めれてください。そうすると、判断基準が明確になります。
本当に置いておかなければならないものが、はっきりします。使わないものを処分すれば、びっくりする位、スッキリするでしょう。
偉い評論家の先生になったつもりで、自分の行動を客観的に見ると、たくさんのムダが見つかります。
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