「ムダ」を楽と楽しさに変える楽々改善:どのように分析を行うのですか?
誰にも聞けない「在庫削減」 現場改善コーチが伝授します
どのように分析を行うのですか?
分析を行ってみましょう。
ノートとペンを持って、工程に行きましょう。
スマホやデジカメで写真を撮っておくと、見逃した時に参考になります。
厳密に行うには在庫量や加工時間を書くのですが、1回目は流れだけの方が分かりやすいです。
まずは、先頭工程に行ってみましょう。
材料が置かれています。
流れ分析の4つの記号を使って書いていきます。
まずは、材料が置かれていたので、滞留の記号▽(下さんかく)を書き、材料名を書きます。
複数の材料があれば、全ての名前を書いておきましょう。
そこから、最初の工程の作業台や機械に運搬します。
運搬の記号は、○(小さな○)です。
機械の場合は、そこにも材料を置いている場合があるので、▽を書いておきましょう。
▽や○は、上から下に書いていきます。
やっと、最初の加工を行います。
加工は大きな○と書きます(ここでは、◎と記載します)
加工した後、すぐに次の工程に行く場合は、運搬の○になります。
機械や作業台の近くに置かれていれば、▽と書きます。
ここまでの内容をまとめてみます。
ここでは、在庫量や加工時間も記載します。
▽ 材料A(4時間分)、材料B(8時間分)、材料C(3日分)を保管
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○ 台車にて運搬20m、2時間に1回運搬
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▽ 工程1近くの棚に一時保管。約2ロット分
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○ 工程1の機械に運搬、セット
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◎ 巻線工程(1ロット1000台、加工時間100分)
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▽ 工程1近くの台車の上に一時保管
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○ 工程2まで20m台車で運搬、4時間に1回運搬
このように、見た通りに記号と説明を書いていきます。
数十工程あると、かなり長くなりますが、できるだけ短時間で最終工程まで書いていきましょう。
この記号を見ると、どのようにモノが流れているのかイメージできるようになります。
ワークがいかにたくさんの旅をしているのか、びっくりすると思います。
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