「ムダ」を楽と楽しさに変える楽々改善:【10】5S改善の自分のスキルレベルが分かるには?
5Sを楽に楽しくコーチしましょう!!現場改善コーチが伝授します
【10】5S改善の自分のスキルレベルが分かるには?
在職中、現場改善を進めていましたが、気になったことがありました。
それは、私の改善スキルのレベルがどれくらいか?ということです。
私が気にし過ぎであれば良いのですが、どのように行えば良いのでしょうか?
5Sや現場改善には、国家資格がないのが原因なのです。
現場のスキルには、技能検定などの国家資格や技能五輪などの腕を確かめる場があるのです。
これらは、モチベーションを維持するには、とても役立ちます。
私は5S改善を進めていて、いつも気になりました。
幸いにもIEやQCは社内認定制度がありましたので、指導できるレベルであるトレーナーの認定を受けました。
しかし、それ以上のレベルがなかったので、国家資格を調べると割と近いものに、技術士(経営工学)か中小企業診断士ぐらいしかありませんでした。
試験内容をみると技術士の方が専門的だったので、技術士を受験することにしました。
たくさんの試験がありましたが、2年かけて2次試験まで合格できましたが、どうも違う感じだったのです。
現場で改善ができる指標にはならないのです。
私が勤務していた会社では、技能五輪の社内版がありました。
主は機械組立や金属加工などの技能系なのですが、現場改善の種目が10年ほど前に新設されました。
私は新設から携わっていたのですが、ビデオで作業を見て、分析の上、改善案をまとめるという競技です。
効果の高い改善案を考えることができると高得点が取れ、入賞できるようになっています。
これは、現場で改善を行うメンバーには好評で、出場者がうなぎ登りでした。
課題は一度使うと作業内容が分かってしまうので、毎回、作成する必要があり、出題側はなかなか大変でした。
さらに、改善案は簡単に評価が出来ないので、公平に採点することが、ずっと課題になっていました。
でも、海外のメンバーも同じ土俵で参加できるので、毎回、中国を中心とした海外メンバーも参加していました。
他の技能系の競技と同じように、金メダルをねらえるので、多くのメンバーが頑張っていました。
はっきりと順位が出るので、自分の改善のスキルレベルを知ることができます。
このように、改善スキルを評価できるミニテストのようなものや、改善アイデアのコンテストが出来れば良いと考えています。
ネットで色々なことができる時代ですので、実現できるできると確信しています。
現場改善を進める中で定期的に腕試しを行い、スキルの伸長が確認できるのが良いと考えています。
今後、この腕試しの方法を考えていきます。
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