[ハノーバーメッセ訪問記③]世界最大の産業見本市に上陸!会場の巡り方
先日、世界最大の産業見本市であるハノーバーメッセに取材に行ってきました。「1日や2日ではすべて回りきれないよ」と聞いていましたが、想像以上の規模で、正直驚きました。
そんなハノーバーメッセの様子をレポートします。
世界最大規模!100カ国・5000社出展・20万人来場
ハノーバーメッセは、毎年4月下旬にドイツ北部の都市ハノーバーのハノーバー国際見本市会場で行われる世界最大の産業見本市。世界100以上の国々から5000社以上の出展者と、20万人以上の来場者、3000人を超える報道関係者が来場します。1947年にドイツ経済の復興政策としてはじまり、年々拡大して、いまや規模は世界最大とも言われています。
日本からは、飛行機でミュンヘンかフランクフルトに入り、空路または陸路で。
私はミュンヘンから空路で約1時間半かけてハノーバーに到着。所要時間は、羽田空港を飛び立ってから約14時間くらいでしょうか。
世界最大の見本市が行われるとは思えない小さな地方空港。でも、空港のビールは美味しい
会場の総面積は100万㎡!着ていく服は動きやすさ重視で
Wikipediaによると、会場のハノーバー国際見本市会場は、総面積約100万㎡、総展示面積は49万8000㎡。27の展示ホールに分かれ、なかでも1号館は7万3000㎡あり、世界最大の展示ホールとしてギネス世界記録に掲載されているそうです。
国内最大の東京ビッグサイトの総敷地面積が26万5751.63㎡、総展示面積が9万5420㎡なので、約4倍の規模となります。
広い場所を歩き回るので、リュックサックとスニーカー、または歩きやすい、動きやすい服装は必須です。スーツを着た日本人の姿を見かけましたが、とても大変そうでした。。。
現地の昼間の気温は10℃前後。朝は0℃近くまで冷え込むのでついつい冬の格好をしがちですが、会場内は暑いのでコートが邪魔になります。小さく丸めて収納できるライトダウンあたりがオススメです。
会期中、会場周辺は大渋滞。私たちのバスも会場に入るまでにだいぶ時間を食いました
出展の対象製品は
出展者数は約5000社超。出展対象は、工業オートメーション、エネルギー、モビリティ、産業用ITシステム・ソフトウェア、産業用部品、精密機械、風力発電技術、表面処理技術、圧縮空気・真空技術、パワートランスミッション、制御システム、研究開発など。27ホールすべてを使っています。
Industrial Automation
FAや制御機器など ホール8,9,11,12,14,15,16,17
Motion,Drive & Automation
モーターなど ホール14,15,16,17,19,20,21,22,23,24,25
Digital Factory
CADやPLMなど製造業ソフトウェア ホール6,7,8,17
Energy
エネルギー関連 ホール11,12,13,27,FG
ComVac
エアーや真空関連 ホール26,27
Industrial Supply
板金や鍛造、樹脂など部品供給 ホール4,5,6
Research & Technology
リサーチ関連 ホール2
デジタルファクトリーはホール7。CADやPLM、SCM、MES、アディティブマニュファクチャリングなどはここ。日本でいうDMS(設計・製造ソリューションというところでしょうか)
Siemens、Beckof、PhoenixContactなどの制御系はこちら9ホールにありました(オムロンも)
と今回はここまで。
ブースの様子や製品の様子はまた別の記事でご紹介いたします。
ものづくりニュースのインスタグラムでは、会期中に撮影した写真をアップしています。ぜひこちらもご覧ください!
★参考:ハノーバーメッセ公式サイト(ドイツ語・英語)
★参考:日本能率協会、ドイツメッセ日本代表部