過剰品質は原価を押上げる|元トヨタマンの目

過剰品質は原価を押上げる|元トヨタマンの目

10,000円を3人で分ける場合、『100円の誤差を認める』ということであれば、

Aさん 3,300円
Bさん 3,300円
Cさん 3,400円

という分配は『正確』な解答である。

 

しかしさらにこれを

Aさん 3,333円
Bさん 3,333円
Cさん 3,334円

というように分配したら、『正確』かつ『精密』な分配ということになるであろう。

 

『100円の誤差』を認めて『正確』な解答を求めればいいのか、

それとも

『正確』かつ『精密』な解答を求めなければならないのか、実は工場では『正確』な解答であれば、『精密』でなくてもいいというものも多いのだ。

 

それをミソも○○も全部、『正確』かつ『精密』な解答を求めて、工数がかかり結局『精密』さどころか『正確』さも維持できないというようなことはないだろうか。

管理者は、このあたりのメリハリを部下全員に持たせながら改善活動を進めさせると供に、どこでこの境界線を敷くかに常に腐心しなければならない。

 

元トヨタマンの目
toyota-consulting.com/” target=”_blank”>トヨタ生産コンサルティング株式会社


豊田生産コンサルティング株式会社代表取締役社長◎略歴 昭和30年(1955) 愛知県豊橋市生まれ 昭和53年(1978) 早稲田大学商学部卒業トヨタ自動車工業株式会社(現トヨタ自動車)入社 平成16年(2004) トヨタの基幹職チャレンジ・キャリヤ制度(他社への転出支援制度)によりトヨタを退職(退職時資格は課長級) オーエスジー株式会社オーエスジープロダクションシステム推進本部副本部長就任 消耗性工具(ドリル・タップ・エンドミル)専門メーカーで自動車関連以外の業種の現場改善活動に従事。 平成19年(2007) 豊田生産コンサルティング株式会社設立◎トヨタでの職歴(26年)人事部人事課海外関係人事 3年/財務部経理課輸出入経理、国内債権債務管理 3年/本社工場工務部原価グループ鍛造工場能率・製造予算管理、工場棚卸総括 3年/本社工場工務部生産管理室車体・塗装・組立工場生産管理 4年/米州事業部原価企画グループ北米事業体原価管理、北米生産車原価企画 3年/田原工場工務部原価グループ成形工場能率・製造予算管理、トヨタ生産方式部課長自主研 2年/田原工場工務部生産管理室エンジン・鋳物工場生産管理、トヨタ生産方式部課長自主研 8年◎本社部門(人事・財務・原価企画)9年、工場部門(本社工場・田原工場)17年と本社機能、工場機能のそれぞれを幅広く経験。特に工場では生産管理と原価管理という「石垣」づくりとトヨタ生産方式自主研メンバーとして「天守閣」づくりの両方に長年従事。