買収が顧客志向型の成長戦略を後押し

買収が顧客志向型の成長戦略を後押し

最新の半導体技術を利用するエンド市場は、増大する容量と複雑性、増加するアプリケーションの数、高まる小型化・低消費電力への需要など、あらゆる点でダイナミックになっています。

エレクトロニクス、特に半導体業界は、ここ何年もの間、他のどの業界よりも、絶え間ないペースで進歩しています。

この進歩のおかげで、消費者が享受する便利な製品や機能は、さらなるニーズが現れる前に、すぐに当たり前の日常品となっています!

 

自動車におけるパッシブセーフティやアクティブセーフティ、あるいは車内における利便性とエンターテイメントで、またはワイヤレス通信とIoTの領域で、従来のように物が置かれている場所にいなくてもコントロールが可能となり、相互接続されるようになっています。

世界有数の半導体メーカーにとって、エキサイティングかつ絶えず(良い意味で!)チャレンジングな時代が続いています。

このような背景により、顧客志向型の健全な成長戦略を持つことが極めて重要になっています。

 

業界動向を正確に追跡できれば、半導体メーカーはすぐに次世代製品に取り掛かることができます。つまり、時代を先取りできるのです。

もちろん、将来必要とされる可能性のあるものが判明した際、収集された情報が半導体メーカーと顧客の両者にとって価値あるものとなるかは、関連性のあるエキサイティングな製品を適切な期間で共同開発している場合に限られます。

持続的な有機的成長は、競合よりも上手く、ニーズに対応できるかに左右されます。そのために、事業の態勢を確実に最高の状態に整えておく。これは、エンジニアの人材、堅実な研究開発プログラム、堅牢なプロセス、および最先端の製造機器への投資を意味します。

 

さらに、先進的思考を持つ半導体事業は、常に自社のポートフォリオと専門知識を広げ深める機会、そして戦略的買収を通じた自社の提供価値(バリュープロポジション)を高める機会を意識し、行動する準備を整えておくことが大切です。

オン・セミコンダクターは、フェアチャイルド社を買収することにより、上述した領域すべてに対処することになりました。

半導体技術およびデバイスは、低電圧、中電圧、または高電圧のいずれかにおおまかに分けられます。今回の買収により、フェアチャイルド社の中電圧および高電圧領域における絶大な能力と経験が、低電圧領域を専門とするオン・セミコンダクターを必然的に補う形となります。

補完的技術およびノウハウ、デザイン、製造、およびサプライチェーンのリソースの拡大も戦略的買収の大きな恩恵をうけます。

それにより、半導体がサポートおよび牽引するダイナミックかつ厳しい市場の中で、顧客志向型の成長戦略による成功を導くのです。

出典:『買収が顧客志向型の成長戦略を後押し』オン・セミコンダクター


ものづくりニュース編集部です。日本の製造業、ものづくりの活性化を目指し、日々がんばっています。