縫製工場は年間生産計画書を作らなければなりません。| ラオス縫製工場の...

縫製工場は年間生産計画書を作らなければなりません。| ラオス縫製工場の日常

※当コンテンツはCBC Laoの提供でお届けいたします。

 

CBC Laoは、100%輸出企業ということで、輸入関税が免除されていたり、消費税の還付が受けられるという特典を受けています。

【参考】100%輸出企業なので、輸入関税免除・諸費税免除です!!

その代わりといっては何ですが、いろいろ書類を作る必要があり、その1つが、年間生産計画書です。毎年、ビエンチャン特別市の商業産業局に提出します。主に、どのような商品を年間どれくらい作るのか、そのためにどれくらい生地や資材を使うのかが書かれています。

※下が年間生産計画書です。

縫製工場は年間生産計画書を作らなければなりません。

この書類に書かれている枚数以上の衣類を輸出することはできません。

例えば、スカートの輸出予定枚数を10,000枚と書いてあれば、それ以上の枚数を輸出することはできません。

また、この書類に書かれていない種類の生地を輸入することがはできません。さらに、この書類に書かれていない商品を輸出することはできません。そのため、かなりしっかり計画を立てることが必要です。

 

もっとも、年2回までは、修正を願いできることはできます。

しかし、縫製工場として、例えば、予想以上にスカートのオーダーが多く、年間生産計画書に書かれている枚数が超えそうだということはよく起こるので、少し気を抜くとあっという間に2回の修正の機会を越えてしまいます。

また、これまで作ったことない商品、例えば帽子を縫製することになったが、年間生産計画書には書かれていないので、修正を申し入れないと駄目だとということもたまにあります。

さらに、シャンブレーの生地を使った商品のオーダーが予想より多かったということもあるかもしれません。

なので、いただくオーダーを見ながら、生地や釦などの輸入量は計画を上回っていないか、パンツなどの輸出枚数は計画を上回らないだろうかということにも日々目を配っています。

 

また、毎年、その年間生産計画書に対する報告として、何の資材がいつ輸入され、その資材が何の衣類の縫製に使われ、その衣類がいつ何枚輸出されたかを書類にまとめ提出する必要もあります。

海外での縫製工場は、縫製をするという部分にも、輸出入の手続きがあったりだとか、いろいろな輸入免除のための書類を作成したりだとか、いろいろ仕事があったりします。

 

最後になりましたが、生産計画書には、具体的には、次のような項目があります。

 

1.生産計画
どんな商品を何枚、平均いくらのコストで作るかの計画です。パンツ、スカート、ベッドカバーなど、それぞれの商品ごとに1枚作るのにいくらかかるのか、3ヶ月ごとにどれくらいの生産が見込まれるのか、1年を通してどれくらいの生産が見込まれるのかが書かれています。

 

2.輸出計画
どんな商品を何枚、平均いくらでいくらで売るのかの計画です。パンツ、スカート、ベッドカバーなど、それぞれの商品ごとに1枚平均いくらで売るのか、3ヶ月ごとにどれくらいの輸出(売却)が見込まれるのか、1年を通してどれくらいの輸出(売却)が見込まれるのかが書かれています。

 

3.必要資材
1年間でどれくらいの生地や資材を使うのかを、その価格はどれくらいなのかをHSコードのカテゴリーにごとに書かれています。そのため、けっこう細かく、例えば、綿100%の生地、綿と合成繊維が混じった生地、麻が混じった生地などに分けて書きます。また、副資材も、糸、プラスチックの釦、金属製の釦、ペーパタグ、ウエストなどに入れるゴム、さらにダンボールや衣類をパッキングするポリ袋などにまで分かれています。この他に、ミシン本体やその修理部品などの購入予定金額等も書く必要があります。

 

4.生産に必要な生地・資材やその他のコスト
パンツやスカート、ペッドカバーなどの各商品の1枚あたりの平均生産コストが書かれています。必要な項目には、生地代資材代などの他に、土地の賃料、労働コスト、電気代・水道代、税金などがあり、それらを含めて1枚あたりのコストを計算しなければなりません。

 

5.去年度とその前の年度の実績
生地や糸を実際はどれくらい使ったのか、スカートやパンツなどの衣類はどれくらい生産したのかが書かれています。

 

6.生産に必要な生地長さや資材の個数
パンツやスカート、シャツなど各商品ごとに、平均で何メートル生地を使うのか、釦はいくつ使うのか、ウエストの部分のゴムはどれくらい使うのが書かれています。

 

7.去年度の職員数と今年度の職員数
男女別、ラオス人と外国人に分けて、職員数が書かれています。

 

出典:海外ラオスにある小ロットを得意とする縫製工場


ものづくりニュース編集部です。日本の製造業、ものづくりの活性化を目指し、日々がんばっています。