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激しい振動でも外れない!緩まないボルト3種類を動画で比較

激しい振動でも外れない!緩まないボルト3種類を動画で比較

機械のメンテナンスで必ず点検しなければいけないのが「ボルトの緩み」。知らぬ間に緩んでいて、気づいたらポロっと取れていたなんてことになったら大変。脱落が故障や大事故につながりかねません。

ということで今回は「緩まないボルト」を大特集!
特別な工夫で緩みにくさを向上しているボルト3製品をご紹介します。それぞれに形状が違って奥深さを感じさせてくれますよ。

ボルトが膨らむロックン・ボルト

最初に紹介するのは、株式会社ロックン・ボルトの「ロックン・ボルト」。社名と製品名が同じところからも、この製品に自信を持っていることがうかがえます。

長谷川社長によると、ボルトの緩みの原因は、ボルトのねじ山と、ねじ穴のねじ山にできる「ギャップ」とのこと。
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そこで、その隙間をなくすためにボルト本体を膨らませ、ねじ山とねじ山を食いつかせるるという発想で解決しました
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ボルトは二重構造になっていて、内側にあるねじを回すことで、ボルト全体が外側に膨らむという原理です
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並目と細めナットで締結力をアップするPLB

続いてはニッセーの「パーフェクトロックボルト(PLB)」。パーフェクトという響きからも期待が膨らみます。

PLBの特徴は、異なるねじ山を持つ並目ナットと細目ナットを組み合わせて機械的にロックします
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アメリカの航空規格にも合格した信頼性
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振動があると、逆に締結力がアップするのだそうです
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溝で振動を吸収するアクティブクロス

最後は、ヤマザキアクティブの「アクティブクロス」です。

外見はなんの変哲もない普通のボルトですが、
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スカートの下に溝を設け、ここで振動を吸収。業界ではタブーとされていたことに敢えてチャレンジし、見事に成功しました
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最も激しい振動が絶え間なく続くといっても過言ではない「掘削機」にも使われています。航空宇宙産業にも広げていきたいとのこと
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さて、3つの緩まないボルトはいかがでしたでしょうか?
ボルトを膨らませることでねじ山同士の噛み合わせを強化して振動に耐えるロックン・ボルト、2つのナットで振動を締結力に変えるPLB、溝で振動を吸収して緩みを防ぐアクティブクロス。三者三様で緩みに対するスタンスが違い、それぞれに特色があって興味深いですね。

参考:株式会社ロックン・ボルト
出典:振動に強くナットなしでも緩まないボルト(ロックン・ボルト)【神奈川ビジネスUp To Date】ビジネスのヒゲ 2016.8.15放送

参考:株式会社ニッセー
出典:緩まないネジ「PLB」(パーフェクトロックボルト)

参考:ヤマザキアクティブ
出典:SBC動画配信チャンネル 6sbc 業界の常識を打ち破るボルト・ナットを開発  ヤマザキアクティブ


1975年群馬県生まれ。明治大学院修了後、エレクトロニクス業界専門紙・電波新聞社入社。名古屋支局、北陸支局長を経て、2007年日本最大の製造業ポータルサイトで編集長を務める。2015年3月〜「オートメーション新聞」編集長(現職)。2016年5月〜「ものづくりニュース by aperza」編集長兼任。 趣味は釣りとダーツ