ものづくりニュース by aperza

社内初の産休取得者となった私、会社への産休・育休取得交渉録[理系女子ら...

社内初の産休取得者となった私、会社への産休・育休取得交渉録[理系女子らしくない女技術者の日々]

※当コンテンツは理系女子らしくない女技術者の日々の提供でお届けいたします。

このたび出産するにあたり、無事に産休を取得することができました。社内初の産休取得者として、少々プラスアルファな行動をしてみました。

今回私が行ったことについて、後続の方々の為にまとめておきたいと思い、記事にしました。


さぁ、これが産休取得の血と涙の道筋だ!!!(※嘘です。そんな大したことしてません)

 

私の状況

今回、第二子を妊娠。第一子妊娠の際、前の会社で産休・育休を取得した実績あり。

育休希望期間:1年間

 

妊娠発覚―まずは根回し

いきなり上司や上層部に対して、「妊娠しました。産休ください」は多分良くないですよね。

根回しというか噂話程度は広めておかないと、相手がてんやわんやになって、お互いが傷を負うような会話が展開される恐れが…!?

「あの、実は妊娠しまして……」
「ぇ、困ったなぁ」
(困ったって……何それ……)
「引継ぎとか考えてる?」
「ちゃんと考えてますっ」
(ぇ、何ぶすっとしてんの……?)

 

的な?

根回ししておけばこうなると思うわけですよ。

「あの、実は妊娠しまして……」
「おぉ、おめでとう!(←用意しておいたセリフ)」
「引継ぎの件なのですが……」
「あぁ、そうか。産休取らないといけないものね」

 

的な、ね!

子供がいる既婚者→独身女性→上司→上層部→独身男性

の順で根回ししてみました。

子供を持つことに対して理解がある順、かつ上司が「知ったの俺が最後かよ。。」とならない順です(※電気女子の個人的思い込みにより順位付けしております)。

 

産休、育休制度の確認

産休・育休が社内制度で規定されているかどうかを確認します。

就業規則を探し出して、隅から隅まで読破。会社で許されている育休期間、届出の方法等を確認します。

幸いうちの会社ではきちんと規定されておりましたが、規定がまだないところもあるので要チェックです。規定されていなかった場合、規定してもらうように会社に交渉していくところからはじめる必要があります。

 

出産育児一時金、出産手当金、育児休業給付金の調査と、会社への確認。

妊娠トラブルや双子などの特別な事情がない限り、この3つが給付されるお金となります。

産休・育休取得実績のある会社であれば総務の方がよきにはからってくれると思いますが、私と同様に取得が社内初である方は、申請する本人がちゃんとわかっていないといけません。多分。

 

きちんと認識していただきたいのが、これらのお金は会社が支払うお金ではないということと、給付元がそれぞれ違うということです。

以下のようになっています。

 

出産育児一時金
加入している健康保険から
出産時の入院費を補填してくれるお金。
大抵足りないので、「育児」を抜いて、出産一時金に名称変更しろやと個人的に考えている。

出産手当て金
加入している健康保険から
出産前後の休業時の賃金を補填してくれるお金。

育児休業給付金
ハローワークから
育児休業時の賃金を補填してくれるお金。

 

ハローワークって、就職してからもお世話になるのですねー。

これらに関して、産休・育休取得者が直接申請するのか、会社を通して申請するのか、総務の方や会社の上役ときちんと話し合ってください。

ちなみに前の会社(大手)では、出産育児一時金のみ直接申請(病院への直接支払い制度を使用。会社へはイントラで申請)で、あとの2つが会社経由でした。

 

今の会社(中小)では、総務の方と相談し、全て会社経由となりました。

個人的には、多額の現金を用意しなくて済む直接支払い制度の方がいいので、前の会社の方針が一番やりやすかったなぁと思います。

 

産休、育休に関してのまとめ資料作成

口頭で説明できるようであればわざわざ資料を作る必要もないかと思いますが、私は説明下手なので作成しました。

私が作成した実際の資料です。

産前産後休暇・育児休暇に伴う申請等(会社用)産後休暇・育児休暇に伴う申請等(会社用)

元はExcelですが、HTMLに変換しました。

ポイントは2つ。
・提出書類、時期、提出先を明記してあること
・産休、育休の制度利用は会社にもメリットがある旨を説明していること。

 

総務の方でも調査し直すとは思いますが、それでもこちらから、極力総務の方の手間を減らすような心がけが必要かなと。

また会社の上層部の目に留まる可能性もあるので、会社側にもメリットがある旨も書いておきました。

事業主からの申請で事業主分の社会保険料が免除となるので、そこの部分は是非伝えていただきたいと思います。

 

ついでに出産する本人に向けての資料も作成したので、下記に公開します。

産前産後休暇・育児休暇に伴う申請等(個人用)産後休暇・育児休暇に伴う申請等(個人用)

 

総務の方に随時確認

総務の方には、健康保険組合やハローワークとのやり取り、書類の取り寄せをしていただく必要があります。

人様に物事をお願いしているので、投げっぱなしではなく、きちんと進捗を確認します。

とか言いながら、うちの総務様は優秀なお方なので、気がついたら全部終わっていました。

 

ここまでする必要あるの?

と思われる方もいるかもしれません。

 

産休は当然の権利として認められるべきではありますが、会社にとって損であることに変わりはありません。

その為に、お互いが望んでいないのにマタハラになってしまうこともあるのではないかと思っています。

根回ししておくとか、産休を認めることがWin-Winになることを説明するとか、ちょっと一手間をかけることで減らせるマタハラもあるのではないでしょうか(もちろんネットを見る限り、妊婦側が何をしても駄目という会社もまだまだ多そうです。辛いところですね)。

 

今回私は、会社の皆さんのお陰で無事に産休に入れました。

また復帰の際にハードルが待ち構えていると思いますが、会社の皆さんを信じて復帰に備えたいと思います。

 

まずはスキルアップの為の勉強からかな。

産休・育休中も、のんびり休む暇はなさそうです。

頑張るぞ!

出典:『理系女子らしくない女技術者の日々』電気女子


ものづくりニュース編集部です。日本の製造業、ものづくりの活性化を目指し、日々がんばっています。