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生産性向上にはアシストスーツという選択肢もアリ

生産性向上にはアシストスーツという選択肢もアリ

アクティブリンク(4/1〜新社名・ATOUN アトウン)は、2017年6月8日から、腕と腰の作業負荷を軽減する軽作業向けアシストスーツ「ATOUN MODEL As」の受注を開始。従来の腰用のアシストスーツ(ATOUN MODEL A)をベースとし、装置体幹を支持するフレームに新たに取り付けたY字型治具およびベルトで手首と腕を支え、重い荷物の保持を可能にするとのこと。

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さて、いま盛んに現場へのロボット導入が話題になっていますが、ロボットは設置、設定、操作、メンテナンスなどに手間がかかり、専門性も高く、導入までのコストが高額になるなど、今すぐに作業員の補助や代わりができるという訳ではありません。

とは言え、新たな人材を雇えないけど何とかしたい。そんなところには、こうしたアシストスーツが適任なのかもしれません。
  
アシストスーツは作業員が身につけることで体の動きを補助し、重量物の運搬などでの身体への負荷を減らし、キビキビと動けることで生産性向上につながります。

 

作業員が装着の仕方や動き方に慣れるだけでいいので、ロボットを新たに導入することに比べれば、今ある現場の状態を変えることなく、スムーズに現場改善ができます。

中長期的に見れば工場やライン全体の見直しやロボット導入は必要になるかもしれませんが、それは突然ある日できるものではありません。今の状態を改善しながら、同時並行で先々のことを考えることが必要です。

現場の労働力不足は今後、深刻化する一方です。そのために今すべきことと、先々を見据えてすべきことは異なります。その意味でアシストスーツは、直近と中期的な問題を解決する手段としては、最も優れているんじゃないかと思う今日この頃です。

 

以下、パナソニック、アクティブリンクのニュースリリースから

腰用アシストスーツに腕を補助する機能を付加した「ATOUN MODEL As」の受注を開始【アクティブリンク株式会社(新社名:株式会社ATOUN)】

アクティブリンク株式会社(奈良県奈良市、藤本 弘道代表取締役社長)は、2017年6月8日から腕と腰の作業負荷を軽減する軽作業向けアシストスーツ「ATOUN MODEL As」の受注を開始する。従来の腰用のアシストスーツ(ATOUN MODEL A、旧商品名:AWN-03B)をベースとして、装置体幹を支持するフレームに新たに取り付けたY字型治具およびベルトで手首と腕を支え、重い荷物の保持を可能にする。

同社は、2015年秋に腰用アシストスーツ「ATOUN MODEL A(旧商品名:AWN-03B)」の販売を開始し、これまでに物流や工場などの現場を中心に約200台を出荷してきた。新製品「MODEL As」は、これらの使用現場から寄せられた腕の補助機能への要望に応えるべく開発したもの。

今後は、宮本水産株式会社(本社:宮城県石巻市、代表取締役社長:宮本 佳則)の協力のもとで2017年3月より開始した仕分け現場における実証実験を経て、2017年秋の提供開始を目指す。

出典:パナソニック、腰用アシストスーツに腕を補助する機能を付加した「ATOUN MODEL As」の受注を開始【アクティブリンク株式会社(新社名:株式会社ATOUN)】


1975年群馬県生まれ。明治大学院修了後、エレクトロニクス業界専門紙・電波新聞社入社。名古屋支局、北陸支局長を経て、2007年日本最大の製造業ポータルサイト「イプロス」で編集長を務める。2015年3月〜「オートメーション新聞」編集長(現職)。2016年5月〜「ものづくりニュース by aperza」編集長兼任。 趣味は釣りとダーツ