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現場での雑談は大切です【2】

現場での雑談は大切です【2】

第18話のマンガにはみごとにストレートな雑談が出ています。

マンガの結論もそうでしたが、私もあの手の雑談が改善に結び付くことはまずないと思います。

では私が現場で改善をするためにする雑談とはどんなものか? ですが、いくつかポイントがあります。

 

まず改善対象となるものが見えること。

だから私はほとんどの場合現場で実際の改善がされたところにいます。

 

そしてテーマが共有化されていること。

その場で目の前のモノやコトを指さしてますから共有されています。

 

加えていろいろな人がいること。

改善会ですから社長や工場長だけでなく営業や技術など他部門の人もいます。

この頃、多様性とかダイバーシティとかいう言葉を時々聞きますが、これですね、いろんな人がいるといいのです。

 

工場の中のモノ、例えばみんなの目の前で現在生産中のモノは、営業がその注文を取り、調達がその材料を仕入れ、技術が作ったラインで、生産管理が作った計画に従って、製造が生産しています。

すなわち全員がそれぞれ別々にですがかかわっているのです。

こういう人たちが一堂に会してその時に行われた改善について話をしたり、もっとリードタイムを短くするにはといってアイデアを出し合ったりすると、一人では絶対に思いつかなすごいいことがドーンと涌き出てくるのです。

 

これが雑談です。

そして、そのすごいアイデアが出た時や、すごい改善が実現した時に、現場から「こういうことは普段なかなか話ができない」といった意見が出るのです。

「普段なかなか……」というとそれでもたまにはあるのかという感じになりますが、まあないでしょう。

何か問題が起きた時くらいはそういうメンバーが集まることはあるかもしれませんが、そうではなく、もっと良くするために集まるのです。

 

そしてワイワイガヤガヤの雑談をするのです。

勇気を出して時間を取って雑談をしてみませんか!

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◎現場改善No.1コンサルタント。大手自動車メーカーにて、一貫して生産効率改善(IE)を担当し、その改善手腕を見込まれて、社命にてスタンフォード大学大学院に留学。帰国後、若くしてIE責任者として、全国の主力工場を指導、抜群の成績をあげる。 ◎現在、 柿内幸夫技術士事務所の所長 として、自動車、家電、食品、IT関連メーカーなどを指導。「現場で、全社員が一緒に改善する実勢指導」という独自のノウハウで、社長・工場長はもとより、現場の人たちから絶大な信頼をよせられる。中小企業のドロ臭さと、最新鋭の工場ラインの双方を熟知した手腕に、国内だけでなく欧米、中国、アジアの工場の指導に東奔西走する毎日である。 ◎1951年東京生まれ。東京工業大学工学部経営工学科卒業、スタンフォード大学修士課程修了、慶応大学にて工学博士号取得。 ◎著書「最強のモノづくり」(御沓佳美 共著)「“KZ法”工場改善」「儲かるメーカー 改善の急所〈101項〉」、「5Sでつくる高収益工場ビデオ」「図解でわかる生産の実務 現場改善」「現場改善入門」「現場の問題解決マニュアル」他多数。平成16年日本経営工学会経営システム賞受賞。工学博士、技術士(経営工学)。