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【2016現代の名工】輸送用機械器具組立・修理等 3人のマイスター

【2016現代の名工】輸送用機械器具組立・修理等 3人のマイスター

2016年度の「現代の名工」160人が発表されました。今回は「輸送用機械器具組立・修理部門」の名工の受章者をご紹介します。

現代の名工は、卓越した技能を持ち、その道で第一人者と目されている技能者を表彰するもので、技術者にとっての名誉であり、若手技術者のお手本です。

★ものづくりニュースでは、名工への敬意と、若手技術者の皆様への目標の提示、日本の製造業が持つ優れた技術と技術者の努力をより多くの人に知っていただきたいとの思いから、「現代の名工」受章者の皆さまをご紹介いたします。

酒井一男(さかいかずお)さん

・栃木県 59歳
・自動車検査工
・いすゞ自動車栃木工場
検査業務全般に高い技術を有し、車輌等組立検査においては、リークテストを導入、実用化させた。また、溶接部品内部欠陥検査に超音波検査を導入し、、その後協力企業へも普及させた。さらに、日々品質問題を多面的な視野で調査・解析し、大型エンジンの初期不具合(FTQ)を業界トップの値まで改善させ品質向上に寄与した。
また、その高い技能をもって、海外関連企業での指導や後進の育成等、教育にも尽力している

山根英二(やまねえいじ)さん

・千葉県 60歳
・船舶組立工
・三井造船千葉機工エンジニアリング
船舶を建造する際に、主船体を構成するブロックと呼ばれる構造物を組み立てる鉄工作業に携わり、LNG船の球形アルミタンクの制作と、VLCC(大型原油運搬船)など大型船の製造効率向上に優れている。船舶の船体等へ使用される鋼材は溶接後の変形が非常に大きいため、船体構造物を組み立てる際あらかじめ溶接による変形数値をデータ化して組立時に逆歪を取り、ブロック完成時の品質・精度管理ができるなど卓越した技能を有する。

近藤正綱(こんどうまさつな)さん

・愛知県 60歳
・車輌ぎ装工
・日本車輌製造 豊川製作所
新幹線車輌をはじめ、国内外向けの各種車両すべての内装組立業務全般において、41年以上にわたり従事し、豊富な知識と経験を生かし、作業改善による生産性の向上を図り、さらに後進の指導育成にも寄与している。特に新幹線電車の内装作業は難易度が高く、その中でも複雑で重要な運転室や機能が重要視されるドア周り、トイレや車販準備室等の作業に卓越した技能を発揮し、それらを担当するリーダーとして範を示している。

受賞者の皆様、おめでとうございます!

参考:厚生労働省、平成28年度 卓越した技能者(現代の名工)を決定しました


1975年群馬県生まれ。明治大学院修了後、エレクトロニクス業界専門紙・電波新聞社入社。名古屋支局、北陸支局長を経て、2007年日本最大の製造業ポータルサイトで編集長を務める。2015年3月〜「オートメーション新聞」編集長(現職)。2016年5月〜「ものづくりニュース by aperza」編集長兼任。 趣味は釣りとダーツ