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楽天での商品販売戦略

楽天での商品販売戦略

スマホアクセサリー販売で「東海北陸エリア新人賞」を受賞

今回は、収益の鍵を握っている要素のひとつ「できた商品をいかにして多く売るか」についてお話したいと思います。

「楽天EXPO AWARD2015」において、出店1年未満で最も成長が著しいショップに贈られる「エリア新人賞」を受賞し、いわゆる“売る達人”ともいえる「BellBreeze」楽天市場店の代表・出口健二さんに商品の販売戦略を伺いました。

 

女性ユーザーに向けたスマホケースを海外から仕入れ、楽天市場で販売しています。

商品を限定した理由を尋ねたところ

「自分一人でできる範囲で考えた際に、在庫を置くスペースが自宅に確保できることと、発送する際の送料が安いなどの理由で取扱い品は将来性のある小物と決めていました。また、ターゲットを女性向けに絞ることでお店のコンセプトも明確になるのです」

という堅実な答えが返ってきました。

 

しかし、ご存知のように、スマホケースというのは同じ商品が数多の店舗で売られています。

そのなかで、「売り方」一つで商品をヒットさせ、人気店舗になれるのはほんの一握り。

その秘訣を解き明かしていきましょう。

店頭販売の原理と楽天市場の特徴を融合させた販売戦略

楽天市場にて「iPhone6 ケース」を検索すると200万アイテム以上の商品がヒットします。

つまり、検索で上位に表示されないと商品を見てもらえないということです。

そこで流入アクセスの多い売れ筋ランキングに注目しランキング入賞を目指しました。

 

まずは売りたい商品を、赤字覚悟の徹底的安値で販売。

同時にクリック課金型の楽天CPC広告を活用し、効率よく露出度を高めていきました。

さらに、メルマガ配信でのPRも併用して行うことで、ランキング入賞商品をつくりだしたのです。

 

また、商品ページの構成や見出し写真も売上を大きく左右すると考えました。

購入目的がiPhoneケースであっても目当ての商品が決まっている場合は稀です。

ショッピング本来の楽しさを演出するには商品使用イメージをいかに印象付けるかが重要です。

 

掲載写真には徹底的にこだわり、商品説明をしっかり掲載することで信用度を高めました。

また、実際に購入されたユーザーのレビューは購入の大きな決め手となるので、レビューは必ず書いてもらえるようにお願いしました。

 

起業前は、有名パソコン専門店でさまざまな店舗運営に携わってきたという出口さん。

「まだ入社したての頃、店頭で全く売れなかった商品を、一番お客様が目につく場所へ移動させ、パッケージから商品を出して陳列することにしました。

POPには一押しコメントと評価点を書き加えたところ、数か月間売れなかった商品が1週間で完売したのです。

 

楽天市場も同様に、お客様に商品を見てもらえるようにランキング入賞を目指す、使用イメージを与える商品写真でしっかり紹介する、購入者にはレビューを書いてもらうことが大切です。

実は、ネット販売も店頭販売と根幹にあるものは通じているのです」と話してくれました。

 

出典:『楽天での商品販売戦略』開発NEXT


弁理士。コスモス特許事務所パートナー。1980年愛知県生まれ。愛知大学卒業、名古屋工業大学大学院修了。LECで弁理士受験の講師を務める。オモシロ特許研究会を主宰し、知的財産権の大切さを伝えるため全国で講演を行う。自身、商標権を活かしたアイデア商品を作るベンチャー企業、TimeFactory株式会社を設立、資格試験の受験生向けの商品などを手掛ける。著書に『社長、その商品名、危なすぎます!』(日本経済新聞出版社)、『理系のための特許法』(中央経済社)等がある。 特許・商標・ものづくりを応援するフリーペーパー『開発NEXT』を発行、「開発NEXT Web」( http://kaihatsu-next.com/ )を運営している。