ものづくりニュース by aperza

改善の発表会を開きましょう!(2)

改善の発表会を開きましょう!(2)

先日出張先のホテルのエレベーターの中で起きた事件(?)についてお話しします。

そのホテルは23フロアーもある大きなホテルなのですが、小さいエレベーターが4基しかないので朝はいつもエレベーターが混雑しています。

その朝、私は20階から乗ったのですが、すでに満員状態に近く「すみません、乗せてください」と恐縮しながらなんとか入れてもらいました。

 

次の階でもう一人の人が乗って、さすがに満杯になりました。

しかしその後もほぼ各階に止まって扉が開いても誰も遠慮して乗らない状態で、のろのろとエレベーターは下降しました。

混んでいる上に遅いので、みんなイライラしていてとても悪い雰囲気でした。

 

きっと私もその雰囲気を作っている一人だったと思います。

そして2階に停まった時に一人の方が降りて扉が閉まりました。ようやく1階に到着と全員が思ったと思うのですが、なんとエレベーターは上昇し始めたのです。

その時です。誰かが「誰も1階のボタンを押してなかったんや!」と声を出したのですが、その言い方がとても面白く、私だけでなく数人の人が大きな声で笑ってしまいました。

 

それ以外の人も声は出さないまでもやはり笑い顔になっているのがわかりました。

その後、そのエレベーターは全員乗ったままで23階まで戻り(ちょっとマヌケな状態ですよね)、再び下降し無事に1階に到着しました。

本来なら全員がさらにイライラしていてもおかしくない状況だったのですが、不思議なことに一回みんなが笑ってしまうとその場の雰囲気は明らかに和やかなものになりました。

 

降りるときは全員が「お疲れ様でした、じゃまた!」みたいな和やかな顔つきで解散(?)しました。

ここでようやくタイトルの話に戻りますが、やはり笑顔が大切です。

固いガチガチの雰囲気の発表会がときどきありますが、あれやこれやの工夫をしてリラックスした楽しい雰囲気の発表会を開きましょう。

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◎現場改善No.1コンサルタント。大手自動車メーカーにて、一貫して生産効率改善(IE)を担当し、その改善手腕を見込まれて、社命にてスタンフォード大学大学院に留学。帰国後、若くしてIE責任者として、全国の主力工場を指導、抜群の成績をあげる。 ◎現在、 柿内幸夫技術士事務所の所長 として、自動車、家電、食品、IT関連メーカーなどを指導。「現場で、全社員が一緒に改善する実勢指導」という独自のノウハウで、社長・工場長はもとより、現場の人たちから絶大な信頼をよせられる。中小企業のドロ臭さと、最新鋭の工場ラインの双方を熟知した手腕に、国内だけでなく欧米、中国、アジアの工場の指導に東奔西走する毎日である。 ◎1951年東京生まれ。東京工業大学工学部経営工学科卒業、スタンフォード大学修士課程修了、慶応大学にて工学博士号取得。 ◎著書「最強のモノづくり」(御沓佳美 共著)「“KZ法”工場改善」「儲かるメーカー 改善の急所〈101項〉」、「5Sでつくる高収益工場ビデオ」「図解でわかる生産の実務 現場改善」「現場改善入門」「現場の問題解決マニュアル」他多数。平成16年日本経営工学会経営システム賞受賞。工学博士、技術士(経営工学)。