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変化のスピードを上げる KZ法【3】

変化のスピードを上げる KZ法【3】

先回のKZ法ではいろいろな部署からいろいろな人に参加してもらうというところまでお話ししました。

どこに集まるか……ですが、すべての読者の方に共通な場所である方が分かり易いので、例えば倉庫でやってみましょうか。

そして参加者は20人としてみましょう。

 

来て頂いた方には一人20枚くらいのカードとセロテープを渡します。

カードといいましたが、A4の用紙を8等分したくらいの名刺のような紙です。

コピーの裏紙をカットしたモノでいいですよ。

 

この場合は20人の参加者なので合計で400枚のカードです。

もし倉庫がとても大きい倉庫だったら全部を対象にすると広すぎて大変です。

一望できる範囲くらいを指定してください。

 

そしてその範囲の中でそれぞれの人がひと月以内に使わないモノ、あるいはご自分で考えて問題があるモノを見つけてカードを貼ります。

例えば別の部門からの参加者は「私はこの現場で働いていないからそんなの分からないです……」と思いますよね。

でも実際に現場に行くと、段ボール箱が汚れて潰れていて「絶対使っていない」と分かるとか、見えない裏の方に置いてあって「誰もこれの存在に気付かない」みたいなものは結構あるんです。

 

あるいは箱がきっちりフタされていて中が全く見えないモノは「問題だ!」、あるいは箱が傾いて積んであって「危ない!」と判断されたらそれらのすべてがカード貼りの対象です。

もし一つの箱に部品が20個入っていて、ひと月以内に10個使う場合は、残りの10個は今月使わない部品なのでカードを貼ります。

ただ部品10個の一つひとつに貼るのではなくその箱にカードを1枚貼ります。

 

部品に貼るとはがすのが大変だからです。

そして貼る時に大切なこと、それは怖い顔して黙ーって貼るではなくて、笑顔でおしゃべりしながら貼るということです。

screencapture-kakiuchikaizen-archives-199-1490777832113のコピー

◎現場改善No.1コンサルタント。大手自動車メーカーにて、一貫して生産効率改善(IE)を担当し、その改善手腕を見込まれて、社命にてスタンフォード大学大学院に留学。帰国後、若くしてIE責任者として、全国の主力工場を指導、抜群の成績をあげる。 ◎現在、 柿内幸夫技術士事務所の所長 として、自動車、家電、食品、IT関連メーカーなどを指導。「現場で、全社員が一緒に改善する実勢指導」という独自のノウハウで、社長・工場長はもとより、現場の人たちから絶大な信頼をよせられる。中小企業のドロ臭さと、最新鋭の工場ラインの双方を熟知した手腕に、国内だけでなく欧米、中国、アジアの工場の指導に東奔西走する毎日である。 ◎1951年東京生まれ。東京工業大学工学部経営工学科卒業、スタンフォード大学修士課程修了、慶応大学にて工学博士号取得。 ◎著書「最強のモノづくり」(御沓佳美 共著)「“KZ法”工場改善」「儲かるメーカー 改善の急所〈101項〉」、「5Sでつくる高収益工場ビデオ」「図解でわかる生産の実務 現場改善」「現場改善入門」「現場の問題解決マニュアル」他多数。平成16年日本経営工学会経営システム賞受賞。工学博士、技術士(経営工学)。