令和2年度 IT導入に活用できる主な補助金について

令和2年度 IT導入に活用できる主な補助金について

こんにちは、テクノアの荒井です。

今年度も政府により「中小企業生産性革命推進事業」として、令和元年度補正予算3,600億円が組まれました。これは3年分の予算であり、単年にすると1,200億円ですので、概ね例年通りの予算が組まれました。

その後、昨今のコロナウィルス感染症による危機を乗り越えようとする企業を応援するために、新たに特別枠として700億円の補正予算が設けられたため、今年度は大幅な予算増となっています。

昨年までは「生産性の向上」が補助金申請をする上でテーマでありましたが、今年度より生産性の向上はもちろんですが、「賃金の引上げ」を計画に掲げることで、「加点」あるいは「補助金額や補助率の引上げ」がなされます。

図1

出典:経済産業省「令和元年度補正予算の概要(PR資料)」

 

これらの予算は、大きく分けて ①ものづくり補助金 ②IT導入補助金 ③小規模事業者持続化補助金 の3つの補助金に使用されます。

3つの補助金は、それぞれIT化への取り組み具合や目的・用途によって「向き・不向き」がありますので、下の図で整理をします。

図2

図. 3つの主な補助金について

 

■ものづくり補助金

一番上に位置します、ものづくり補助金は「革新的」な投資であることが要件であり、開発を伴うITツールに活用できます。
補助額は100万円~1,000万円、補助率は最大2/3(特別枠の一部は補助率3/4、補助上限額50万円の上乗せあり)です。
過去の当社のお客様の事例で申し上げますと、「生産管理システム」と検査装置・3Dプリンタ・現場カメラ・図面管理システムなどを組み合わせて申請されて採択されたケースが多くあります。

出典:中小企業庁「ものづくり補助金」

 

■IT導入補助金

中央にありますIT導入補助金は「汎用的なITツール」の導入に活用できます。
補助額は30万円~450万円、補助率は1/2以内(特別枠の補助率は2/3か3/4)です。
あらかじめツール登録されているITツールを選択し、そのITベンダーを通して補助金の申請を行うこととなっています。申請手順も多くが選択形式になっており、中小企業にとって申請の負担は小さく、ITベンダーによる申請サポートによって採択率が大きく左右されます。
生産管理システムやスケジューラソフトのみの導入に適しているのが、このIT導入補助金です。

出典:中小企業庁「IT導入補助金」

 

■小規模事業者持続化補助金

一番下に位置します、小規模事業者持続化補助金は、小規模事業者を対象にした「販路開拓」のためのホームページ作成や簡易的なITツールの導入に活用できます。
補助額は最大50万円(特別枠は最大150万円)、補助率は2/3(特別枠は3/4)です。
「販路開拓」を目的とした生産管理システムのバージョンアップや機能強化で活用できます。

出典:中小企業庁「持続化補助金」

 

いかがでしたでしょうか? 補助金を活用して、有効な設備投資の一助にしていただければ幸いです。

参考:テクノア


中小企業診断士。大阪大学工学部機械工学科卒業 テクノアに営業職として入社。営業活動では、年間約250社の製造業を訪問して現場を多数経験。生産管理システム導入前分析、課題解決提案を専門領域とします ◎テクノアは、出荷本数3700社を超える国内トップシェアの中小企業向け生産管理システム『TECHSシリーズ』を開発・販売しているソフトウェア開発企業です。「外洋帆船経営」を標榜し、情報技術【IT文明】の進歩を先取して『人々がより人間らしい、ゆとりと生きがいがある生活』を実現するため、独創的なソフトウェアと付帯サービス【ソフト文化】の開発と提供を通じて社会貢献します。