ものづくりニュース by aperza

今年一年を振り返って

今年一年を振り返って

※2016年12月31日に書かれた記事です。

 

早いものでもう一年経ってしまいました。

振り返ってみると電子書籍を出版したことが一番印象に残っています。

その内容は、技術伝承に対しての私の思いを書きました。私が下書きをし、妻が清書し出版しました。

 

妻は私より文章が上手でそのうえ製造業の専門知識がないので、一般の方向けの文章になり、職人さん以外の方にも解りやすかったと思っています。

この部分が技術伝承の一つの問題解決の鍵となると思います。担当者の方は職人さんではない場合がほとんどですから。

加工の方では、NC旋盤では加工し辛い品物がいっそうはっきり区別されてきたように思います。

 

  • 形状的には、チャッキングした時、チャックから後ろに長く出る品物
  • 加工精度的には、規格に合った加工ではうまく組み立て出来ない品物

 

といったところです。これらはちょっとした工夫や総合的技術力が必要です。一言で言えば、「昔の職人の技術」となると思います。

あまりにも規格が重要視されすぎて、技術が軽視されてるのではないでしょうか。

標準化のマイナス面だと思います。

 

いつもながら、この一年も私の考えを素直に書いて来ました。いろいろな考えがあり、また、いろいろな立場があると思います。

人それぞれで良いと思っています。逆に統一することの方が良くないと思っています。

今年一年お読みくださりありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。

~基本を大切にした技術伝承~汎用旋盤職人養成


1963年大阪生まれ。西尾鉄工所代表。旋盤師、伝統技術継承者◎祖父の代から80年続く大阪八尾市の町工場の三代目。「職人道」を極めた先代のもとで、13才から弟子入りし、昔ながらの職人技を叩き込まれ、家業を一人前にこなした。工業高校卒業後、中堅工作機械メーカーに就職。工作機械(機械部品を産み出す母なる機械。マザーマシンとも呼ばれる)の構造を隈なく学び、23才で独立。最先端コンピュータで制御された「NC旋盤」に対し、職人の「技」と「勘」が頼りの「汎用旋盤」(職人の手で動かす旋盤)をこよなく愛し、現在に至るまで、その加工にこだわり続けてきた。数少ない伝統技術継承者の一人。◎若い世代の人材不足、技術伝承に危機感を持ち、2016年「汎用旋盤職人養成講座」をスタート。教材用に独自開発した「汎用フライス盤」は、設計、加工、組立・調整をすべてひとりでやり遂げ、自身の総合技術力の賜物となった。最近、営業下手な職人の殻を破り、SNSを駆使して「基礎の手技」の重要性を次世代へと訴える。また、異業種の職人を対象に、「いぶし銀の会」を立ち上げ、オリジナル製品の企画、開発など「未来の職人像」を探っている。コンピューター依存が加速する製造業の未来を受け入れつつも、「機械の前に人間ありき」と、代々受け継がれてきた職人の技と精神性の伝承に力を注いでいる。◎2014年「八尾市ものづくり達人懸賞」受賞、2015年日刊工業新聞「マイスターに聞く」掲載、「なにわの名工」受賞◎西尾鉄工所ホームページhttps://nishio-tekkousho.jimdo.com/ 西尾鉄工所技術伝承 https://nishio-tekkousyo.jimdo.com/