ワンタッチで予知保全!? 予知保全を行うためのハンディ型ポータブル振動...

ワンタッチで予知保全!? 予知保全を行うためのハンディ型ポータブル振動計『マシンレフェリー』(IMV株式会社)とは

機械設備の予知保全用に開発されたというハンディ型ポータブル振動計『マシンレフェリー』について、IMV株式会社 梶田さまに話を伺いました。
※本記事はアペルザ主催のウェビナー「アペルザTV」#担当者突撃インタビューの配信内容を書き起こしたものです。

今回のゲスト

IMV株式会社 MES事業本部 計測事業部 営業企画課 梶田 啓介 氏
IMV株式会社 MES事業本部 計測事業部 営業企画課
梶田 啓介 氏
2009年入社 振動計測分野を専門に全世界で活動

Q.IMVってどんな会社?

1957年の設立以来、60年以上にわたって「振動」を中心とした環境試験、計測、解析分野のトップ企業として国内外で事業を展開しています。社名を聞いてもピンと来ない方が多いと思いますが、実は身の回りのあらゆるもので当社の製品が活躍しています。
例えばスマホや、大きなものでは新幹線やロケットです。こうしたものを揺すってどれくらいの衝撃に耐えることができるのかを確かめる試験をしたり、ダムや橋の強度を測定するための機器なども作っています。

Q.そもそも予知保全って何?

予知保全とは
機械設備はいずれ壊れます。壊れる時間を事前に予測することを「予知保全」と言います。予知保全ができれば、重大な故障に至る前にメンテナンスをすることができます。これにより最小限の労力と費用で機械設備を動かすことが可能になります。

また予知保全は温度、電流、電圧、音など、実にさまざまな計測方法で行うことができます。その中で最も使われているのが「振動計測」です。振動は故障を早期に検知することができるためです。特に回転機械においては振動計測が最も有効と言われています。

Q.回転機械の診断に強みを持つ『マシンレフェリー』とは? 3つの特長

『マシンレフェリー』は、ハンディ型のポータブル振動計です。予知保全を行うための振動計として開発されました。従来の振動計についてお客様から声を集め、その声を反映した機能をふんだんに盛り込んでいます。

回転機械の診断に強みを持つ『マシンレフェリー』とは? 3つの特長

1.振動の知識がなくても使いこなせる!OK・NGの判定機能付き

手のひらサイズでグローブをはめていても使いやすいボタン操作を採用しています。また、カラーの液晶画面も搭載しており視認性も抜群です。プローブにはマグネットが付いているので、任意の計測箇所に吸着させるだけで計測できます。数秒で計測値、および「Good」「Danger」どちらかの判定結果を表示します。

多くのお客様が苦労されているのは、振動を計測した際にどう判断すべきかという「判定」の部分です。こうした声に応えるべく、その計測結果が「Good」なのか「Danger」なのかを自動で判定できる仕様にしました。

2.手書きの記録は不要! PCソフトとの連携で簡単データ管理

現場で計測した後に機器を事務所に持ち帰り、USBで繋ぐだけでPCに計測データをインポートすることができます。特長は2点。一つは機械設備の名称を登録し、機械設備ごとに管理ができる点です。もう一つは保存したデータを転送するだけで、下図のようなグラフが自動で生成される点です。

手書きの記録は不要!PCソフトとの連携で簡単データ管理

グラフ内、緑の値が実際の計測値で、黄色と赤があらかじめマシンレフェリーに搭載されている注意値、危険値です。グラフを見るだけでいつ頃壊れそうなのかが分かります。なお基準値はISOに定められたものを採用しています。

3.ベアリングの異常検知に特化した機能を搭載

ベアリングは回転機械の部品の中でも最も摩耗しやすく、一番最初に故障することが多い部品です。そのため多くの方が「ベアリングの異常を検知したい」とおっしゃいます。ベアリングに傷ができると、非常に特徴的な振動波形が検出されます。その特徴的な波形だけを抜き出し、数値化したものを機能として盛り込んでいます。
もちろん振動、加速度、速度、変位なども取得できるため、ベアリング以外にもお使いいただけます。

Q.『マシンレフェリー』開発の背景は?

これまでもハンディ型のポータブル振動計はたくさん開発してきました。しかしいずれも数値の検出に特化したもので、「現場で計測する」といった利便性についてはまだまだ改善の余地がありました。
回転機器の設置場所は必ずしも環境のよい場所ではありません。例えば薄暗い場所、油や埃で汚れている場所、また高所で使われるケースもあります。精度はそのままに、耐環境性能を向上させたのが『マシンレフェリー』です。

『マシンレフェリー』よくある質問

Q.振動計測についてあまり知識がありません。使いこなせるでしょうか?

先ほどもご説明したとおり、ワンタッチで判定ができます。『マシンレフェリー』を持って、計測対象の機械まで行っていただければどなたでも判定は可能です。

Q.都度現場に計測しに行くのは手間がかかるし面倒な気がします……

現場で計測するために開発された振動計のため、どうしても足を運んでいただく必要があります。一方、IMVでは遠隔で監視できるものや常設監視装置も販売しています。IoTを利用して使っていただくような製品もあるので、ぜひお問い合わせください。

 

以下より、『マシンレフェリー』の製品カタログをダウンロードいただけます。
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ものづくりニュース編集部です。日本の製造業、ものづくりの活性化を目指し、日々がんばっています。