ラオスではまだまだ学校に通うのが大変です。

ラオスではまだまだ学校に通うのが大変です。

※当コンテンツはCBC Laoの提供でお届けいたします。

職員と話しているときには、前後の会話は忘れましたが、次のような言葉がありました。

「◯◯は、高校卒業してるから高学歴だよね。」

日本では、9割以上が高校へ進学して、大部分が卒業をしています。さらにその半分以上が、大学や専門学校等に進学しています。このことを考えれば日本人的な感覚では、高校卒業しても高学歴ってことはありません。

しかし、日本の外務省の資料によれば、ラオスにおける中学校の入学率は54.8パーセント、高校の入学率は34.4パーセントということです。しかも、ラオスの落第率は、日本よりもずっと高いことを考えれば、高校を卒業できるのは、3分の1を下回ることが予想されます。

(外務省参考URL:http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/world_school/01asia/infoC12100.html

ラオスでは、小学校から落第があったり、(特に中学から)近くに学校がなかったり、あるいは経済的な理由から、学校に通い続けるということが日本に比べてずっと大変です。勉強し続けたいという意欲があり、また能力があったとしても、その置かれた環境から学び続けることができないという人がまだまだたくさんいます。

しかし、このような進学率にも関わらず、企業などへの就職のとき、特にヴィエンチャン特別市などの都市部では、最低でも高校卒業の資格が求められていることがとても多いのが現実であったりします。公務員や会計などのオフィススタッフなどはもちろんのこと、コンビニ店員やスーパーマーケットの店員でも高校卒業の資格を求められることが多いです。高校を卒業している人数が少ないにも関わらず、何らかの企業に就職しようとすると、高校卒業の資格が求められることが多いです。

そういう意味で、CBC Laoを含めラオスの縫製工場は、高校卒業してない人々の就職の受け皿となっている面があります。このことは、タイやベトナム、ミャンマー、ベトナムなど、海外の縫製工場はどこでも同じではないしょうか。 

縫製工場の職員を見てみても、小学校卒の職員、高校中退の職員がいます。もっとも、縫製の仕事で重要なのは、学歴よりも丁寧な仕事、手先の器用さなどです。多くの職員が、小さなころから、日々の生活の中で裁縫のようなことを行っているため、縫製はとても丁寧で、綺麗です。また、学歴はなくとも、いろいろなものが日本ほど揃っていない環境で育っているため、身近にあるものを自分たちで直したり、改造したりしているという面もあります。

最初に戻りますが、こういうラオスや縫製工場の現状があるので、最初に書いたフレーズ「◯◯は、高校卒業してるから高学歴だよね」という会話が、出てきます。

※下は、日本の外務省によるラオスの教育データです。

外務省
 

ラオスではまだまだ学校に通うのが大変です。


ものづくりニュース編集部です。日本の製造業、ものづくりの活性化を目指し、日々がんばっています。