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ムダなし楽々改善:ラベルをつけてみよう

ムダなし楽々改善:ラベルをつけてみよう

あなた一人で、手抜きでできる「ムダなし楽々改善」

ラベルをつけてみよう

取り出し、元に戻しやすい位置に置けるようになると、その位置を変えないようにする必要があります。

他の人が見ても、一目で正しい位置であることが分かれば、さらに良いですね。

そのためには、ラベルを付けるとわかりやすいです。

 

置く場所を決めるためには、3つのことを決める必要があります。

「定位置、定品、定量」

ものを置く位置、何を置くか、そして、数量を決めます。例えば、「作業台の真ん中に、ドライバーを、1本」という感じです。

 

3つのことを決めるので、「三定(さんてい)」と呼ばれています。

誰が見ても分かるようにするには、ラベルが便利です。ラベルは、ラベルプリンター(テプラなど)で作成しましょう。

ラベルを作って机に貼り付ければ、「定位置」と「定品」は決まります。

 

品物にもラベルが必要ですが、見れば分かるものは、ラベル無しでも構いません。

特殊なものは名前が分からないので、分りやすくするために品物にも名前ラベルを貼り付けます。

数量は、ラベルに品名と一緒に、例えば「レンチ/1本」と書けば簡単です。

 

また、品物の周りに細いテープで囲う方法もあります。

囲った中には、必要な数量だけしか置けないようにしておきます。

ラベルをマグネット・シートに貼り付け、マグネットを作業台に貼るという方法もあります。場所を変えたい時は、簡単に位置の変更ができます。

 

どんどん改善できることが重要なので、時間をかけないで作成することが重要です。

生産品種の変更などで、あまり使わないものが出てきたら、一等地(1階)から離れた場所や2階~3階に移動させましょう。

状況や変更内容に応じて対応することが重要なのです。

 

工具など、たくさん使用している場合は、ラベルを作成するのが大変ですね。その場合、写真を使うと楽です。

工具を並べた状態で写真を撮り、原寸大で印刷して貼り付けます。

写真だと、どの工具をどこに置くのか、一目でわかりますね。

 

工具の名称が必要な場合は、印刷したシートにフリーハンドで書けば良いでしょう。

一枚のシートで、多くの品物の場所を決めることができます。カラー印刷も簡単に出来るので、さらに分かりやすいでしょう。

改善を行って場所が変わった場合は、写真を貼り直すだけで済みます。

 

工具の形にくり抜いたマット(姿置き・形跡管理)を見かけます。

カッターでくり抜いて作るので製作が大変な上、汚れやすいのでお勧めしません。

改善して変更した際は、その都度、新しく製作しなければいけませんね。

 

そんな作業は手間がかかるだけで、改善にブレーキがかかってしまうものです。

「整理」で使わないものを捨て、「清掃」でピカピカになり、「整列」「整頓」で使いやすくなりました。

改善前と比べて、かなり楽に早く作業が出来るようになっていませんか? ここまで改善を進められたら、この先は楽しみながら改善を行っていけるはず。

 

また、整理から見直してみてください。前には気付かなかった改善点が発見できると思います。

さらに、楽になります!

楽になった時間は、あなたの時間です。次の改善の時間に使ってください。

参考書

誰にも聞けない「サービス業の3S改善」
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5Sを楽に楽しくコーチしましょう! 現場改善コーチが伝授します
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あなた一人で、手抜きでできる「ムダなし楽々改善」

 

出典:『あなた一人で手抜きでできる 楽々改善』楽々改善舎


現場改善コーチ。楽々改善舎代表 ◎1958年大阪府生まれ。同志社大学工学部電子工学科卒業後、松下電器産業株式会社(現パナソニック)に入社。34年の勤務の後、2015年に定年退職。◎前半17年間は、生産技術として社内用生産設備の制御・計測機器の設計を担当。後半17年間は、社内の生産工場の生産革新・生産性向上プロジェクトの支援を担当。現場改善を推進する。同時に、IE(インダストリアルエンジニアリング)トレーナーとして現場メンバーにIE改善の訓練を行う。社内のIEトレーナー養成研修を担当し、IEトレーナーを育成。社内のIE認定部会の副主査を10年間担当。◎1995年、衛生工学衛生管理者試験合格。2011年、技術士(経営工学)ニ次試験合格。2015年、栃木県足利市の5Sインストラクター研修修了。◎2015年、楽々改善を提唱し、「楽々改善舎」を大阪にて発足。楽々改善のサポート、5S改善を推進できる人材の育成、Webによる現場改善の情報発信、電子出版をノマドワークで推進している。◎楽々改善 http://r2k.link/raku.html