ピカチュー、君に決めた!

ピカチュー、君に決めた!

私が1990年代にフランスに住んでいた頃、当時8歳の息子は世界最大のポケモンファンでした。

ゲームボーイのプレイ中に出会ったポケモンを何時間もかけて紙のポケモン・ダイアリーの1ページ1ページに細かく書き留めていました。

私はといえば、国際的なポケモンカードの密輸業者となりました-特に日本語版は引っ張りだこだったので、東京を訪れたときです。

 

先週、今23歳になった息子がいつものように家をパトロールして兄弟を悩ませている姿に突然気づきました。

何をやっているのか尋ねましたが、ポケモンGOとか何とか意味の分からないことをブツブツ言っていたので気に留めませんでした-日曜の午後までは。

息子は教会に10分遅れてきた理由(私たちのすぐ後ろの席に座っていました)について、誰かが教会をポケモンジムにしてしまったため、入口のロビーで何ポイントか稼ぐチャンスを見逃せなかったと説明しました。

 

月曜日までには、それがニュースを賑わせていました。ポケモンGOは、全米を熱狂させていました。

ユーザーは、このゲームをアンドロイド・フォンやiPhoneにインストールし、地図のアプリと搭載カメラを組み合わせ、ポケモンおよび関連するトレーニング&ハンティング・グッズを見つけて捕まえることができます。

カメラを目の前に掲げて珍しいポケモンを探し歩いているスマホのユーザー(主にミレニアム世代)をあちこちで見かけることができます。仮想現実の到来です。

 

もちろん、私は、エンジニアとしてのやむにやまれぬ研究心が沸き起こりました。

偶然訪れていたサンノゼのイメージセンサー開発センターほど、アプリをインストールしてスマホのカメラを覗きながら歩き回る相応しい場所はありません。

未経験の人にとってカメラ中の現実の画像に重ね合わさった動くニャースを見る感覚は、マイケル・ジョーダンのスペース・ジャムのフラッシュバックです。

 

私は、カメラの画像を追って施設内を楽しく歩き回りましたが、ほとんどすべての机に何らかのカメラやイメージセンサー開発キットが置かれている環境で、私はほとんど注意をひきませんでした。

このビルのどこかで、あるチームは仮想システムで大きな役割を果たすステレオカメラに取り組んでいましたが、私は、自分がその一部で重要な役割を果たしているという印象を改めようとはしませんでした。

最近、仮想現実は大々的に宣伝されていますが、これは本当の意味で一里塚のように感じられます。

 

イメージング、マッピング、そして無線が一体となって、新たな体験を生み出し、それによりユーザーはポイントを獲得するように促されるため、健康に良いとさえ主張されています。

スマホを覗いてポケモンを探しながら運転しないようにという注意が警察より出され(私は一瞬の罪悪感を認めます)、疑うことを知らないポケモンハンターをだますために仮想のジムを作った軽犯罪者の話があり、ゲームのクリエータにより集められたデータに関する大きなプライバシーの懸念も表れています。

しかし、今現在は、モールを訪れると、スマホを手にして獲物を探しながら歩いている数十人の若いポケモンファン(そして目立たないように努めている50歳代の1人)を確認できます。

 

では、あなたは、どう思いますか? これは一時的な熱狂でしょうか、あるいは新しいマンマシン・インタラクションの始まりでしょうか? 罪のない娯楽でしょうか、あるいは差し迫った黙示録の兆しでしょうか?

もし、私の上司が読んでいれば、この分野の研究は大変ですが、私は、ビジネスのためであれば喜んでそれをやります(そして、私は、レベル5へ到達する必要があります……)。

出典:『ピカチュー、君に決めた!』オン・セミコンダクター


ものづくりニュース編集部です。日本の製造業、ものづくりの活性化を目指し、日々がんばっています。