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ドイツの本気!アディダスのインダストリー4.0工場「スピードファクトリ...

ドイツの本気!アディダスのインダストリー4.0工場「スピードファクトリー」

設備と設備、現場と事務所、工場と工場をネットワークでつなぎ、マスカスタマイズや短納期、高品質な製造を実現するインダストリー4.0。それを実現している工場といえば、シーメンスの独・アンベルク工場やハーレーダビッドソンの米・ヨーク工場、日本ではオムロンの草津工場やNECの米沢工場などが有名です。

そしてまた新たなインダストリー4.0の最新工場が稼働を開始します。それが、アディダスが独・アンスバッハに建設した「Speed Factory(スピードファクトリー)」です!
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KUKAのロボットで素材をハンドリングして機械に投入
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繊維機械で素材を編んでいきます
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編んだ素材を靴の形に沿ってレーザーでカッティング

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ストーブリのロボットでマークを貼り付け
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縫製して形にするのは人手で行います
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機械で足の形に整えて・・・
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ソールを圧着・貼り付け
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そして完成!
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服と同じように靴の多くも人件費の安いアジア地域で作られています。人手作業で大量生産する労働集約的なイメージが強い靴の製造ですが、アディダスでは自働機械とロボットで人手作業を大幅に減らし、最小限の人力作業を実現しました。

スピードファクトリーは2016年内の試験生産の後、2017年に本格稼働させる計画です。アディダスではすべての靴の生産は国外、特にアジアで行っており、今回ドイツ国内で靴の生産を復活させるのはなんと24年ぶりとのこと。自動化によって人件費の低い地域から先進国に回帰させるとともに、高級クラスやマスカスタマイズをするような最先端の靴の製造はここで取り組むと見られています。
さらに、先進国で高級品の需要がある市場にはスピードファクトリーを作る計画もあるようで、日本も候補地になっているとの噂もあります。ますますこの動きには目が離せませんね。

参考:Futurecraft M.F.G. – adidas

参考:アディダス、業界を変える工場「スピードファクトリー」による、初のFuturecraft(フューチャークラフト)シューズを発表


1975年群馬県生まれ。明治大学院修了後、エレクトロニクス業界専門紙・電波新聞社入社。名古屋支局、北陸支局長を経て、2007年日本最大の製造業ポータルサイト「イプロス」で編集長を務める。2015年3月〜「オートメーション新聞」編集長(現職)。2016年5月〜「ものづくりニュース by aperza」編集長兼任。 趣味は釣りとダーツ