ものづくりニュース by aperza

タッチ機能が手頃な価格になり操作性が向上

タッチ機能が手頃な価格になり操作性が向上

私たちのスマートフォンが、家庭や自動車、職場で、あるいは旅行中においても、どこでも使える機器への期待レベルをあっという間に一変させたことは驚くべきことです。

スワイプ、ピンチ、フリックなどの操作は、すぐに広く理解されるようになりました。

それだけにとどまらず、押す力を感知できる3Dタッチ付き最新iPhoneは、ユーザに「ピーキング」や「ポッピング」の面白さをもたらします。

 

成功しているスマートフォン・メーカは高い基準を設定する余裕ができ、随所でユーザ・インタフェースの高度化を実現する「プル」効果を生み出します。

自動販売機からケトル、公共交通機関の発券機から家庭用A/V機器、オフィス用プリンタから製造機械まで、タッチ機能がなければ触りたい人はほとんどいません。

もちろん、洗練されたHMIのデザインインの経済性は、家電製品などのコスト重視のアプリケーションと比較的生産量が少ない工業用市場では、まったく異なります。

 

従来型のボタンやスイッチに関連するエンジニアリング・コストの一部は節約されるものの、メーカは安価なソリューションを必要としており、注意深く予算をチェックし続ける必要があります。

過去には、簡単な静電容量式タッチキー・セットを設計するのにも、充電時間管理ユニット(CTMU)などの基本制御機能を装備したり、専用の制御ICに接続できるだけのI/Oを備えたマイクロコントローラが必要でした。

さらに、適切なアプリケーション・ソフトウェアを開発するという負担の追加もありました。

 

オン・セミコンダクターは、タッチキー制御への新しいアプローチにより、これらの課題に対処してきました。

最新のLC717A00容量性デジタル・コンバータは、最高8つの静電容量式タッチ・センサを制御するのに外付け部品を必要としません。

このコンバータは完全に単独で動作可能ですが、必要に応じてI2C/SPIを介してホスト・コントローラに接続することもできます。

 

外付け部品を不要にしながら、ノイズ除去や内蔵水検知などの重要な機能を利用して、スプリアス応答のない高信頼性タッチ検出を実現できます。

また、特許取得済みの自動化ノイズおよび環境変化補償技術があり、ノイズ関連の誤動作を効果的に防止し、タッチパッドの感度がドリフトする原因となる湿度の変化やセンサ部分の汚れなどの影響を補償します。

LC717A00内部には、電極でモニタした差動容量を出力電圧に変換する独自のC/V変換アンプがあります。

 

このアンプがあるのでコントローラをプログラムする必要がなく、ソフトウェア開発時間を短縮して、より安価に最終結果を得ることができます。

新しいタッチ・インタフェースの市場投入までの期間も大幅に短縮することができます。

有力なスマートフォンが先導的役割を果たして、現行技術と優れたユーザ体験に対する期待との狭間で、厳しい予算が課せられたプロジェクトの設計者は、高い設定基準に対してプレッシャを感じることがあります。

 

その代わりに、カリフォルニアや韓国のような所から湧き上るアイデアの泉に感謝しながら、参入しているすべての市場に、最も優れた概念を具現化した製品を導入し、誰もがどこでも心地よいユーザ体験が得られるようにすることができます。

 

出典:『タッチ機能が手頃な価格になり操作性が向上』オン・セミコンダクター


ものづくりニュース編集部です。日本の製造業、ものづくりの活性化を目指し、日々がんばっています。