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【樹脂成形の不良対策】シルバーストリークを防げ

【樹脂成形の不良対策】シルバーストリークを防げ

樹脂製品の表面に銀色の痕ができてしまう「シルバーストリーク」。
シルバーや銀条とも言われ、樹脂成形では悩ましい不良の一つです。
そんなシルバーストリークをどのように発生させないようにするか。
簡単にまとめました。

そもそもシルバーストリークの原因となる空気は、

1.樹脂材料を溶かす時(可塑化)に樹脂から出るガス
2.樹脂材料を溶かす時、スクリューの回転で樹脂に巻き込まれる空気
3.射出工程で型に巻き込まれる空気
の3つです。

これらを対策すれば、シルバーストリークの発生が防げます。

1を防ぐには、
 ◆シリンダー温度を下げ、樹脂温度を低めにする
 ◆ガスベント付きシリンダを使う
 ◆樹脂がシリンダ内にとどまる時間を短くする(滞留時間が長くなるほどガスが多く発生する)
 ◆材料をしっかり乾燥させる(材料の水分や揮発分を事前に取り除く)

2の対策には、
◆スクリューをゆっくり動かす(射出速度を落とす)
◆背圧を上げる

3を解決するには
◆ランナー、スプールは細いものを使う
◆ガス抜きを作る

が良いとのこと、

シルバーストリークは、設計段階では対策するのは難しいですが、
強いて言えば、成形品の肉厚をできるだけ均一にするのが有効とされています。


1975年群馬県生まれ。明治大学院修了後、エレクトロニクス業界専門紙・電波新聞社入社。名古屋支局、北陸支局長を経て、2007年日本最大の製造業ポータルサイト「イプロス」で編集長を務める。2015年3月〜「オートメーション新聞」編集長(現職)。2016年5月〜「ものづくりニュース by aperza」編集長兼任。 趣味は釣りとダーツ