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【新入社員へメッセージ】キヤノンMJ 坂田社長「勇気を持って攻めよ」

【新入社員へメッセージ】キヤノンMJ 坂田社長「勇気を持って攻めよ」

4月になり、多くの企業で新入社員を迎えました。入社式で恒例となっているトップのあいさつ。じっくり見比べてみると各社さまざま。市場や取り巻く環境に対する認識や、企業やトップの個性が出ていたりして、なかなか興味深いものがあります。

各社トップは、これからの自社、製造業を担う若い人たちにどんなメッセージを送ったのでしょうか。

第2弾は

キヤノンマーケティングジャパン株式会社
坂田 正弘代表取締役社長

今年度の採用は、キヤノンマーケティングジャパン90名、グループ連結345名でした。

以下、要旨を掲載します。
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勇気を持って攻めよ

キヤノンはカメラメーカーとして創業し、事務機などの分野へ多角化を進めてきましたが、これらの多くが成熟期を迎えてきています。企業を取り巻く環境の変化が速く、市場の厳しさが増していく中、守りの姿勢では企業として生き残ることが難しい時代になってきました。

私たちは、ドローンなどの新たな事業やベンチャー企業との協業など、さまざまな新しい取り組みを進めています。その取り組みを事業として育てていくのは若い社員が中心になって進めていくことになるでしょう。これまでの事業の多角化によって今日のキヤノンがあるように、皆さんが先を見据え、さらなる多角化を進めてほしいと思います。そのためにも、攻めの姿勢を貫いてほしいのです。

顧客主語

会社には「既にある商品を売る」だけでなく、「事業を創造していく」力が必要です。事業を創り上げるヒントはすべてお客さまにあります。

「顧客主語」は2002年より大切にしてきた私たちのマーケティングポリシーです。お客さま以上にお客さまを知り、常にお客さまの立場で「課題は何か」を考え、最良の解決策を提案・実現していくことは、今後社会がどのように変化をしても変わることのないマーケティングの本質だと思います。

私たちのグループビジョンは「お客さまを深く理解し、お客さまとともに発展する」ことです。皆さんも顧客主語を実践し、1日も早くお客さまにとってかけがえのない存在になってください。

顧客の胸を打つ!

そのために「顧客の胸を打つ!」というキーメッセージを送ります。どのようなビジネスも最終的に人と人との関係の中で成立するものです。お客さまの課題に対して、場合によっては利益をいったん脇に置き、お客さまの業務改善やコスト削減に寄与することも必要だと思います。お客さまの期待を超えた提案をすることで、お客さまは「ここまで考えてくれているのか」と感動してくださる。それが「顧客の胸を打つ!」ということです。お客さまの立場に立ってトコトン真剣に考えることにより、お客さまとの信頼関係という大切なものを得ることができ、長期的な取引が実現することでしょう。

三自の精神

仕事を行う上で、自ら進んで手を挙げ責任を持って行動するためには、日頃から自分自身の「立場」「役割」「置かれている状況」をよく認識しておくことが必要です。キヤノンには三自の精神という言葉があります。「自発」「自治」「自覚」この3つを余すことなく発揮してください。自己研鑽も例外ではありません。自分で何が必要かを考え、勉強し、上手く活用することが必要となります。

キヤノンブランド・ロゴについて

現在のキヤノンのロゴは1956年から使用しています。先輩たちの努力によって世の中に浸透してきた大切な財産であり、今日からは皆さんも一緒に、私たちの手で育て続けていかなければなりません。

「キヤノンの製品だったら安心だ」「キヤノンのサービスなら信頼できる」と思って、お客さまはキヤノンブランドの商品を買って頂けるのです。そこには今後への多くの期待も含まれています。このロゴ、そしてキヤノンブランドに誇りを持って働いてください。

参考:キヤノンマーケティングジャパン


1975年群馬県生まれ。明治大学院修了後、エレクトロニクス業界専門紙・電波新聞社入社。名古屋支局、北陸支局長を経て、2007年日本最大の製造業ポータルサイト「イプロス」で編集長を務める。2015年3月〜「オートメーション新聞」編集長(現職)。2016年5月〜「ものづくりニュース by aperza」編集長兼任。 趣味は釣りとダーツ