「特許庁が地域団体商標の出願状況を更新」など【知財ニュースまとめ】

「特許庁が地域団体商標の出願状況を更新」など【知財ニュースまとめ】

特許庁が「地域団体商標の出願状況」を更新(2016/10/12)

現在、地域団体商標の出願が最も多い都道府県は「京都府(150件)」で、その他の上位都道府県は、「兵庫県(63件)」「北海道(51件)」「沖縄県(42件)」「岐阜県(42件)」です。

地域団体商標の出願が多い都道府県では、そもそも地域名を含んだ名称の特産品が多いことに加えて、このようなブランドの保護を自治体が積極的に支援しているように思います。

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地域団体商標とは……

従来、地域名と商品名(サービス名)からなる商標については、よほど有名なものでない限り知的財産として適切に保護することができず、便乗使用を排除しにくいなどの問題がありました。

そこで、地域ブランドの適切な保護を目的として平成18年に導入されたのが地域団体商標制度です。

簡単にいうと、地名と物の名称からなる地域ブランドを商標として登録できる制度です。草加せんべい、信楽焼、博多人形、蒲郡みかんなどが既に登録されています。

注)地域団体商標制度では、商標権者となる主体に一定の要件が課されます。

イケメンゴリラ「シャバーニ」の商標登録(2016/10/7)

東山動植物園(名古屋市)のイケメンゴリラとして有名な「シャバーニ」の名前が商標登録されました(商標登録5883178, 5883179号)。

商標権者は、同動物園を運営する名古屋市です。権利範囲(指定商品、指定役務)が非常に広範囲に設定されているので、安易な便乗商売は今後、権利侵害となる可能性が高いです。

キーホルダーのようなものに限らず、例えば、焼肉のたれに「シャバーニ」の名前を使っても権利侵害となる可能性があります。

http://www.asahi.com/articles/ASJ9W2FDCJ9WOIPE001.html

徳島大学が、保有する特許の無料開放を今月から開始(2016/10/13)

地元企業などに特許技術を使ってもらい、大学の研究成果を地域に還元することが目的の事業とのことです。

なお、無料開放は最初の1年で、その後も継続して特許技術を利用したい場合には、ライセンス料の支払いが必要です。

しかしながら、最初の試用期間に特許技術を無料で使用できるので、新商品の開発・商品の改良・マーケティング展開などを考えている企業にとってはチャンスではないでしょうか。

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「カフェインクリア製法」が「全国清涼飲料工業会賞」を受賞(2016/10/14)

「カフェインクリア製法」は、通常カフェインが含まれている飲料(緑茶、紅茶など)からカフェインを除去する技術のようです。

キリン株式会社が開発し,特許も取得しています。カフェイン摂取が制限されるコーヒー好き・紅茶好きな妊婦さんなどには、とても嬉しい技術だと思います。

http://www.sankeibiz.jp/business/news/161014/prl1610141413088-n1.htm

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出典:『「特許庁が地域団体商標の出願状況を更新」など【知財ニュースまとめ】』開発NEXT


弁理士。コスモス国際特許商標事務所パートナー。名古屋工業大学非常勤講師。1980年愛知県生まれ。名古屋工業大学大学院修了。知的財産権の取得業務だけでなく知的財産権を活用した製品作りの商品開発コンサルタントを行う。知財マッチングを展開し、ものづくり企業の地方創世の救世主として活躍している。著書に『社長、その商品名、危なすぎます!』(日本経済新聞出版社)、『理系のための特許法』(中央経済社)等がある。 特許・商標の活用を応援するWEBマガジン「発明plus Web」( https://hatsumei-plus.jp/ )を運営している。