YAG溶接で自分のメガネを直したけど、ところでYAGって何?

YAG溶接で自分のメガネを直したけど、ところでYAGって何?

ああぁぁ、メガネがまた壊れたぁぁ!!(キーワード=「また」 笑)

フレーム部分が外れているのがお見えでしょうか?

実は、約一年ほど前にも、まったく同じように壊れました。その時には、CMIにあるYAG溶接機を使って、バチーンってフレーム同士を溶接して修理しました。なので、良く見ると小さな丸い焼けた跡が残っています……。

と、いうことで、今回もYAG溶接機をつかって、「バチーン」して修理しました……って、自分の溶接跡だらけのメガネの話は、これぐらいにしておいて、本題のYAG溶接について話したいと思う。

 

メガネの修理にまで利用されてしまう「YAG溶接機」って、すごいですよね。

でも、皆さんはYAG溶接と聞いて、一体何のことだか分かりますでしょうか? イメージ浮かびますか? 大丈夫、自分もサッパリです (笑)

 一応、工場で働いていますので、どんな装置なのかは分かりますが、さすがに技術エンジニアのように、「YAGとは~~~というものです」の説明はできません。

 

ということで、Google先生の力をお借りして、自分なりに調べてみました。

YAG溶接の正式な呼び方は「YAGレーザー溶接」で、YAGとはイットリウム(Yttrium)、アルミニウム(Aluminium)、ガーネット(Garnet)の頭文字をとった名前です。自分も知らなかったのですが、レーザーって単語(Laser)は、LightAmplificationbyStimulatedEmissionofRadiationという文章の略だったそうです。

さらに調べてみました……

 

レーザーとは「媒体」を通じて、光を増幅したもの(まぁ上記の英文通りの意味ですが)。この媒体には、大きく分けると固体・気体・液体の3種類にになる。

そして今回のYAGはイットリウム、アルミニウム、ガーネットで構成される複合素子を媒体としているので、「YAGは固体レーザー」になります。

レーザー波長は1064nm、分類では赤外線に近い波長のため、目視できない。

 

他の溶接加工技術に比べて、短時間で加工が可能なため、母材への熱影響がすくない。これを利用して、微細な加工が可能となる……ふむふむ、ちょっと難しい内容になってきたけど、CMIの光部門で使われる理由が納得できる。

さらに調べてみた……

光エネルギーの伝送方法……ピークパワーとハルス幅の関係……金属への吸収率……

 

ん、何?よく分からないんですけど……ということで、にわか仕込みの知識をこれ以上書き続けると、専門家の方々に怒られるので、これぐらいにしておきます (笑)

ところで、自分のメガネはこんな感じに直りました!


創業40年の製造業。ダイヤモンド事業からスタートしたテクダイヤは、会社本来の「人好き」が作用し、人との出会いを繰り返しながら業態変化を続ける。 現在はセラミック応用技術・精密機械加工技術・ダイヤモンド加工技術をコアとしながら先端技術のものづくりを支える。スマホやデータセンターなどの通信市場、更にはNASAやバイオ領域にも進出中。