徹底したムダ取りの思想と技術「JIT生産方式」をマンガで読んで理解する

目で見てわかるジャストインタイム生産方式

平野 裕之

オススメの理由

マンガでわかりやすい、ものづくりに対する心構えも勉強できる

工場では日々、コスト低減に向け改善活動を行っており、改善方式としてJIT生産方式を取り入れている。

JIT生産方式とは、「必要なものを、必要なときに、必要なだけ」生産することを目指した「徹底したムダ取りの思想と技術」である。

これは、より低いコストでお客様の要望に応じた生産を行おうとする考え方に基づいている。

この方式は、製造業務(直接業務)だけではなく、間接的な業務も含めた全ての業種の改善に有効である。

また、改善活動は部分最適になりがちであるが、この方式は全体最適を狙い、経営効果につながる手法である。

 

JIT生産方式を解説した本は多数あるが、本書の特徴として次の2点が挙げられる。

① まんがを使用して初心者にもわかり易い
⇒ 経営効果を目指す類の本は敬遠されがちであるが、この本は入り込みやすい。

② ものづくりに対する心構えを伝えようとしている
⇒ 心構えとは、「お客様への想い」であったり、「改善を実施する際の意識」であったりと、学生時代の授業ではなかなか得られない業務に直結した内容です。身に付けておくと非常に役立つと思うので、是非読んでみてください。

製造業の若手・新入社員に向けたメッセージ

本来の目的・目標を忘れないように

現在、IoTの活用や自動化など製造関係の技術がどんどん進歩してきていることもあり、ついついそのような技術活用に気を取られがちです。

そのため、本来の目的(狙い)や目標からずれた方向に進んでしまうこともしばしばあるかと思います。

そうならないよう、今活動していることの目的や目標を常に意識して(または、ときどき思い返して)、考え、行動していくことが大事だと思います。

このような考えを持っていると、問題に直面した場合にも解決への糸口(ヒント)が見えてくることもあります。

今後、新しい場面に直面することが多々あると思いますが、頑張ってください。


私がオススメします

塩野 寛

沖電気工業株式会社 生産部門 課長