石田 秀夫

株式会社日本能率協会コンサルティング 生産エンジニアリング革新センター センター長 シニア・コンサルタント。大手自動車メーカーの生産技術部門の実務を経て、JMACに入社。ものづくり領域(開発・設計~生産技術~生産)のシームレスな改革・改善活動のコンサルティングに長年従事。生産技術リードでものづくりを変え、それを企業の段違いな競争力にするコンサルティングを推進中である。近年は日本版インダストリー4.0や生産戦略/生産技術戦略、ものづくりグランドデザインを主要テーマにしている。

第2、3回ではインダストリー4.0の良い要素も活かしつつ、日本の「強み」を活かしていくことが大切であると述べた。とくに第3回の生産技術力の中ではコンカレント・エンジニアリングについて触れ、日本の「強み」である組織力を活か...

前回はインダストリー4.0の良い要素も活かしつつ、日本の「強み」を活かしていくことが大切であると述べた。 その「強み」とは、日系ものづくり企業と海外勢を比較すると「ものづくりの基盤力の強さ」「生産技術力の強さ」「組織力の...

ドイツにおけるインダストリー4.0は、第1回で述べた内容のとおりである。インダストリー4.0の良い要素も活かしつつ、日本の強みを活かしていくことが大切である。 改めて考えると、日本のものづくりには大きく3つの強さがある。...

インダストリー4.0とは ご存知のように「インダストリー4.0」とは、ドイツが製造業を中心とし、国策として打ち出しているモノ、データ、サービスのすべてがインターネットでつながる世界へと導くコンセプトである。 現時点ではま...