中国人従業員に求めることを明確にする!!
「チャイナプラスワンではなく中国で頑張る」
こんな話を前回書きました。
中国で頑張ると決めた企業でも中国人従業員の育成には頭を悩ませているようでした。
人の入れ替わりが激しいこともありどのように従業員を育成して
工場の管理レベルを上げていくかが課題と認識していました。
定着の問題は別の機会に書くとして、今回は従業員の育成について考えます。
育成するためには継続して教育することが必要です。
そのためには継続して教育をできる仕組みを作らなくてはなりません。
教育に終わりはないのです。
継続して行うために無理なく、費用をたいしてかけずに教育する仕組みを持つことです。
この仕組みを作るのは大変なこともありますが、
これを避けて通っては次の段階に進めません。
仕組み作りについても別の機会とします。
教育・育成の目的は何でしょうか。
従業員個人個人に役割を果たしてもらうことではないでしょうか。
ですから先ず役割を明確にしなくてはなりません。
この時に、層別して考えることが大事です。
作業者、班長、科長、幹部というように分けます。
それぞれの層で果たして欲しい役割を明確にします。
この場合の役割とは、会社が従業員にやって欲しいことですね。
それぞれのポジションの従業員に求める「役割=やって欲しいこと」を明確にすれば、
それをやるために何を教えればよいのかが自ずと決まってくるはずです。
それが教育する内容です。
どこまで従業員に求めるのか、これは会社の考え方や方針によって異なると思います。
ここを曖昧にしたままではいけません。