中国駐在員に必要なもの!!
前回、中国駐在員の位置付けに関する読者の厳しい意見を載せました。
この方の言われている内容には考えさせられます。
大手企業でも欧米に出すような基準で中国に出す人材を選んでいるでしょうか。
最後に書かれていたように「送り出す側の中国市場への認識、位置付け」で、派遣する人材が決まると言えます。
中国を最重要拠点と位置付けているなら、その会社で一番優秀な人材を送り出すくらいの覚悟が必要ということです。
中国人を見るときにその階層をしっかり見ることの重要性を指摘してくれました。
「箸にも棒にもかからぬ人がいるのも事実だが、少なくとも5億人は日本の中間レベルよりも優秀な人材が多い」。
「彼らが日々切磋琢磨して、
人よりも1日でも早く金持ちに、
人よりも1円でも多くの金を手にしたいと、
競争している社会に、
過去20年競争は悪という衆愚教育の中で育った、
しかも中より下の人材を出していたのではとても使いものにならない。」
製造業においては語弊のある言い方かもしれませんが、箸にも棒にもかからない人たちにきちんと仕事をしてもらうことを考えなければならない部分と、日本人以上に優秀な人たちと渡り合わなければならない部分の両方が求められます。
どちらの人たちに対しても駐在員は、真正面から現地中国人と向き合うこととその覚悟が必要です。
無意識の中にある日本人と言うだけでの上から目線や、大過なく任期を終えるという意識では通用しません。