あたり前のことができていない中国工場!!
中国の工場と日本の工場との違いは何かと聞かれることがあります。
それに対する回答として、このようなことを申し上げることがあります。
それは、
「当たり前のことができている日本工場に対して、当たり前のことができていないのが中国工場です」
と。
これは別に中国企業の工場だけができていない訳ではありません。
日系中国工場でも当たり前のことができていないのです。
ここで言っている当たり前のこととは、工場で行われているべき基本管理のことと考えてください。
例えば、時間を守る。
始業のベルが鳴ったらすぐに作業が始められる状態になっているでしょうか。
そのときに作業者がまだ更衣室にいたり、廊下を歩いていませんか。
他には、
作業標準を作る
手順書を守る
記録を付ける
識別管理のための表示をする
ものの置き場をきちんと守る
検査で発見した不良品の処置をルール通りにやる
部品や製品を含めてものを投げない
など工場として当たり前にできていなければならないことです。
こういう当たり前のことができるようにすることが、工場での不良発生や流出を防ぎ、利益につながってくるのです。