イグノーベル賞

イグノーベル賞

こんにちは。技術部のたまごです。

この間、tbさんがノーベル賞についての記事(女性の活躍とノーベル賞)を書いていましたので、便乗して……今日は、イグノーベル賞について書いてみようと思います。

 

ご存知の方もいるかと思いますが、イグノーベル賞とは……

 

イグノーベル賞(イグノーベルしょう、英: Ig Nobel Prize)は、1991年に創設された「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して与えられるノーベル賞のパロディーである。
Wikipediaから引用)

 

なにそれ??という方も多いと思いますが、実際に受賞した研究のタイトルを見ていただく方が早いと思います。たとえば……

 

  • <1995年>ピカソとモネの絵画を見分けられるようにハトを訓練した研究
  • <2008年>単細胞生物の真性粘菌が迷路の最短経路を見つけることを発見した功績
  • <2013年>タマネギを切ると涙が出る理由を解明
  • <2014年>「バナナの皮はなぜ滑る」を解明

 

……などなど。

一見「はい?」となるタイトルの研究ですが、きちんと大学の先生や医者や研究者の皆さんなどが論文を書いて発表しているものです。

他にも、怪しい研究や、まじめな研究だけどつい笑ってしまうような研究など、多種多様。

心理学賞、文学賞、数学賞など、多様な部門が設置されていますが、決まっているわけではなく、その年の候補によって新しく設置されたりするらしいです。

 

受賞しても、賞金はゼロ。

受賞式に参加するための旅費などはすべて自腹、しかも受賞時は講演時に笑いを取らなければならないというルールつき。

講演の時間をオーバーすると、少女が近づいてきて「退屈だからやめて」と言われてしまうのですが……実は、少女をプレゼントで買収すると講演を続けられるというシステム(?)となっています。

2017年には、なんと受賞者に10兆ジンバブエ・ドル(実質紙きれ0円……)が送られたりしています。

 

このように、運営側もとても柔軟で、とにかく笑えればオッケーな感じの賞となっています。

イグノーベル賞の目的は、まじめな研究で笑いを取って、研究・科学・想像力・テクノロジーなどについての関心が高まればいい……ということらしいですが、確かにお堅い感じが無くて入りやすいので、飲み会の話題などにおすすめ……かも?

 
ところで、じつはイグノーベル賞は、12年連続で日本人が受賞しています。

研究をがんばれば、私たち一般人も受賞できるかも……!?笑


創業40年の製造業。ダイヤモンド事業からスタートしたテクダイヤは、会社本来の「人好き」が作用し、人との出会いを繰り返しながら業態変化を続ける。 現在はセラミック応用技術・精密機械加工技術・ダイヤモンド加工技術をコアとしながら先端技術のものづくりを支える。スマホやデータセンターなどの通信市場、更にはNASAやバイオ領域にも進出中。